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2025.10.13
古都・京都らしい味が楽しめる名店7選~湯豆腐・ゆば・柚子雑炊など四季を感じる京料理~
長い歴史の中で育まれたオンリーワンの味が、古都・京都にはたくさんあります。澄んだ水と四季の恵みに支えられた京料理は、素材そのものの味わいを大切にし、見た目にも美しいのが魅力。職人の手仕事が光る湯豆腐やゆば料理、香り豊かな柚子雑炊、旬の京野菜を使った創作料理など、どれも心をほっと包み込むような味ばかりです。今回は、京都らしい風情を感じながら、思い出に残るごはんが楽しめるおすすめ店をご紹介します。周辺の観光スポットにもアクセスのよいお店ばかりなので、ぜひおでかけ先に加えてみてくださいね。
【清水五条】お麩とゆばの世界にひたる「半兵衛麸 本店」
【清水】伝統の味を守り続ける「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」
【八坂】「柚子屋旅館・一心居」で出会う、香り豊かな柚子雑炊
【祇園】「祇園もりわき」で味わう、旬の彩りとおだし香る京料理
【烏丸御池】京都の“すてき”が満載♪「京のSAKESORA」
【清水五条】お麩とゆばの世界にひたる「半兵衛麸 本店」

築120年の京町家の本館には、食器や茶器、麩づくりの道具などを展示する博物館がある
五条大橋のたもとにある「半兵衛麸(はんべえふ)」は、江戸時代初期に創業した老舗。「なま麩」や「京麩」「京ゆば」などを、京都のおいしい水と厳選素材を使って手づくりしています。2023年3月には本社をリニューアルした“食のテーマパーク"をオープン。明治・昭和・平成の建物も楽しみながら、食事やお茶、買い物、美術品鑑賞ができます。 昭和25年築の石造りの洋館の2階には茶房、平成築のビルの3階には鴨川を望むカフェがあり、お麩やゆばを使った食事やスイーツを楽しめます。ビルの2階はイベントスペース、1階はお土産探しにもぴったりの販売スペース。さまざまな楽しみ方で満喫できます。

京都の言葉で軽い食事を意味する「むし養い」(要予約)。滋味あふれる料理が並ぶ
「半兵衛麩」の記事はこちら
半兵衛麸 本店
ハンベエフ ホンテン
【清水】伝統の味を守り続ける「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」

清水寺のほど近く、静かな石畳の坂道にたたずむ「総本家 ゆどうふ 奥丹清水」。創業はなんと江戸初期の1635年、約400年の歴史を誇る湯豆腐の名店です。風格ある門をくぐると、そこには600坪もの見事な日本庭園が広がり、四季折々の風景が訪れる人をやさしく包み込みます。山の清流が流れる庭を眺めながら味わう料理は、まさに京都の風情そのもの。職人が毎朝、敷地内の工房で仕込む豆腐は、大豆の香り豊かで、身体にやさしい味わいです。

。昆布と鰹でとった自家製だしのやさしい味わいが豆腐の旨みを引き立て、口に含むたびに心がほどけるよう。湯気の立つ土鍋を囲みながら、からだも心も温まる、京都ならではの滋味深いひとときを楽しめます。
総本家ゆどうふ奥丹清水
ソウホンケユドウフオクタンキヨミズ
【八坂】「柚子屋旅館・一心居」で出会う、香り豊かな柚子雑炊

八坂神社のすぐ南、祇園の賑わいの中に静かに佇む「柚子屋旅館 一心居(いっしんきょ)」。築80年の古材を活かしたしっとりとした空間に、打ち水された石段や小滝の流れる庭園が美しく、まるで別世界に訪れたような穏やかな時間が流れます。柚子の香りがふんわりと漂う館内では、季節の食材を生かした繊細な和食が味わえる「和のオーベルジュ」。宿泊者以外でも利用できるのが魅力です。

柚子屋旅館・一心居
ユズヤリョカンイッシンキョ
【祇園】「祇園もりわき」で味わう、旬の彩りとおだし香る京料理

祇園の花見小路を抜けた静かな路地奥に佇む「祇園もりわき」は、京都らしい風情と温もりが溶け合う小さな隠れ家。6席のカウンターと1卓のテーブル席のみの落ち着いた空間には、木の香りがやさしく漂い、初めてでも心安らぐ雰囲気です。

「祇園もりわき」の記事はこちら
祇園もりわき
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