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2023.10.12
紫野~北山エリアで秋の京都さんぽ。紅葉が美しい庭園やあぶり餅、贅沢モンブランを堪能するおでかけコース
市街地の賑わいから離れた、閑静な洛北の地にある「大徳寺」は、千利休にゆかりのある臨済宗のお寺。秋の特別公開を行っているいま、秋おさんぽの目的地にぴったりです。今回は、そんな大徳寺から始まり、周辺の紫野~北山エリアを1日でめぐる秋の散策コースをご案内。このエリアならではの和菓子やスイーツも魅力ですよ。
ハレとケの日を飾る世界にひとつの和小物「おはりばこ」
秋の特別公開開催中の、大徳寺へ。千利休ゆかりのお庭も
「皐盧庵茶舗」で過ごすのんびりお茶時間
厄除けを願ってほおばる門前菓子あぶり餅「かざりや」
“自分のためだけ”の贅沢モンブラン♪「マールブランシュ」

ハレとケの日を飾る世界にひとつの和小物「おはりばこ」

市バス「大徳寺前」で下車し、今回の京都さんぽ最初のスポット「おはりばこ」へ。かつて西陣の糸屋として創業したお店です。店舗の2階の工房で職人がその繊細な伝統技術でひとつひとつ手作りした、髪飾りや和小物類が1階に並びます。 はんなりとしたがま口に使われている古布は、90年前のものもあるそう。その質の高さから現代でも美しく感じられます。手作りのため、すべて柄がポイントになった1点ものです。

暖簾のロゴとベンチと壁面に注目!デザインがおそろいでかわいい

左、右上:小さな布を折って花びらを作る、つまみ細工体験(1名3300円、要予約) 右下:古い着物を利用し、押絵の技法で作られる「古布の根付」各 660円
お店の離れでは、羽二重生地を使ってつまみ細工の体験も実施しているので、自分だけの和小物作りに挑戦してみても。クリップ・かんざし・チャームから作るものを決め、選んだパーツを組み合わせていきます。所要時間は1時間半ほどで、職人の手ほどきを受けながら作るので初めてでも安心ですよ。
おはりばこ

秋の特別公開開催中の、大徳寺へ。千利休ゆかりのお庭も

興臨院 方丈庭園
「大徳寺 黄梅院」は織田信長、豊臣秀吉など戦国大名ゆかりの寺院。千利休が66歳の頃作庭したと言われる「直中庭」を持ち、美しい苔とモミジが目を楽しませてくれます。例年、11月中旬頃には境内の紅葉が見頃となります。 さらに、加賀前田家ゆかりの寺院「大徳寺 興臨院」は、9月30日(土)〜12月17日(日)の期間、優美で安定感のある姿が静寂と落ち着きを感じさせる本堂や、「日本一の日本庭園」といわれる足立美術館の庭園を造った作庭家、中根金作が復元した方丈庭園を持つこの寺院が特別公開を迎えます。

黄梅院 直中庭
大徳寺 秋の特別公開
https://kyotoshunju.com/temple/daitokuji-kohrinin/
特別公開:【重文】表門、【重文】本堂、方丈庭園、茶室「涵虚亭」(かんきょてい)

「皐盧庵茶舗」で過ごすのんびりお茶時間

大徳寺の敷地にある「皐盧庵茶舗(コウロアンチャホ)」。店主が自ら育て仕上げた抹茶や煎茶、ほうじ茶などのお茶やお菓子を、風情ある茶室でゆっくりと楽しむことができます。 暖簾をくぐると玄関は、お茶の販売スペースになっています。茶づくりに20年あまり関わり続ける店主の神田さんが宇治田原で育てたお茶がそろいます。
「皐盧庵茶舗」について詳しくはこちら
皐盧庵茶舗
こうろあんちゃほ
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