86
2023.12.01
大切な日に訪れたい♪横浜・元町の裏通りにある隠れ家イタリアン「LuCa」
三浦半島の新鮮な野菜や魚を贅沢に使うイタリアレストラン「LuCa (ルカ)」。入り口が建物の奥まった場所にある隠れ家的なお店で、静かな雰囲気の中でランチやディナーが楽しめます。横浜の歴史を物語る西洋館のある山手エリアの散策や元町でのショッピングの際に立ち寄ってはいかがでしょうか。
ほんのりとしたやさしい灯りに心和む隠れ家
店内にはアンティークのイスとテーブルが並ぶ
ピンク色の壁にミントグーンの引き戸が、イタリアの下町にありそうな雰囲気の「LuCa」。買い物客で賑わう元町から山手エリアへと続く汐汲坂にたたずむイタリアンレストランで、道沿いの壁にかかるオープンの看板が目印です。壁伝いに奥へと進むと、入口の灯りが見えてきます。

(左上)道沿いの看板(右上)窓辺を彩るアンティークの小物(左下)ナプキン皮紐で結わえたセッティングもおしゃれ(右下)シンプルな壁際の席
こぢんまりとした店内は横浜の中心地であることを忘れそうになるほど静かで、まるでセピア色に輝く世界に迷い込んだかのようです。お店の名前はイタリア語で「灯り」を意味する「ルーチェ」に由来していて、その名の通りアンティークの照明がほのかに灯り、温かみのある空間です。
古材を活かしたテーブルがぱっと華やぐイタリア料理
スープ・前菜・パスタ又はリゾット・ドリンクのセット「LuCa lunch(ルカ ランチ)」(2000円)
オーナーシェフの金岡志燮(ししょう)さんが、奥様と一緒にご夫妻でもてなすお店です。横須賀出身の金岡さんは地元で漁師さんが経営する居酒屋で修業をし、出汁のとり方や魚のおろし方など和食の基本を学んだのだそう。その後イタリアンと出会ったことで食べられなかった野菜の美味しさに目覚め、イタリアンの道に進むことになったのだとか。これまでの経験を活かし素材の持つ旨味を活かしたランチやディナーは、バランスよく彩りもあざやかです。その中から今回はランチタイムの「LuCa lunch」をご紹介します。
シェフの目利きで購入する旬の三浦野菜をどっさり
取材時は甘みたっぷりのサツマイモ・シルクスイートのポタージュ
一品目のスープは季節の野菜のポタージュです。野菜は三浦半島で育った元気な野菜を、金岡さん自らお店が休みの日に直売所など買い出しにでかけるのだそう。旬の野菜の美味しさを味わってもらいたいと、スープの素材は季節で変わり、旬ならではの美味しさがスープ皿にぎゅっと詰まっています。
前菜三種盛り(左から)ローストビーフ・生ハム・ラタトゥイユ※内容は季節によって変更有
生海苔の香りまでも麺にしっかり絡む名物パスタ
生海苔を惜しみなくふんだんに入れたクリームソース
三品目はパスタとリゾットから選びます。その中でお店の名物となっているのが「佐島 平敏丸のしらすと生海苔のクリームパスタ」です。生海苔を生クリームでグツグツと煮込んだところにゆであがったパスタを入れ、何度も煽りながらじっくりと麺に味をしみこませていきます。
「佐島 平敏丸のしらすと生海苔のクリームパスタ」バケット付き※1月~3月は禁漁のため別メニュー
横須賀西海岸の佐島にある平敏丸は金岡さんがはじめて修業をした網元で、鮮度のいい湘南しらすをそこから仕入れています。高温で仕上げながらも生海苔の香りはそのままで、その上に新鮮な釜揚げシラスをたっぷり。イタリアンテイストの海の幸をアツアツのうちに召し上がれ。
お腹に余裕があればぜひオーダーしたいデザート
別オーダーの「りんごのコンポート」(600円)とカップも素敵な「コーヒー」
食後はドリンクと一緒にデザートもおすすめです。取材時は赤ワインで煮た旬のリンゴの上に大きなアイスクリームがのり、シナモン香る「りんごのコンポート」をオーダーしました。コーヒーは竹炭で焙煎した豆を使用していて、コクはあるものの酸味はなくスッキリとした味わいです。 素材のおいしさを活かしたイタリアンレストラン「LuCa」。デリのテイクアウトもしているので、ホームパーティーなどでのおもてなしに加えるとより華やかになりますよ。新鮮な素材でつくるイタリアンをぜひ味わってくださいね。
LuCa
ルカ
ことりっぷ編集部おすすめ
このエリアのホテル
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
ごはん
の人気記事
の人気記事


















































