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2013.09.19
築150年の京町家の蔵「パティスリーAO」で小さなフランス を見つけました
築150年の京都の呉服問屋の商家をそのまま活かした京町家の奥に佇むパティスリー。一歩足を踏み入れると、まるでフランスの路地裏に迷い込んだかのような空間が広がります。 ※2015年3月に閉店しました。
繊維の町として発展した室町通に建つ伝統的な京町家

烏丸御池の交差点から西へ徒歩3分、室町通を中心とした室町と呼ばれる一帯は、江戸時代から繊維の町として全国にもその名が知られ、現在でも創業100年を超える老舗が並ぶ町。室町御池の交差点を南へ進むと堂々たる一軒の京町家が目に入ります。
ひと目見ただけではわからない 知る人ぞ知る 隠れ家的なパティスリー

こちらは築150年の京都の呉服問屋の商家をそのまま活かした「フレンチレストラン蒼」。和のエッセンスを織り交ぜた京風フレンチが人気のお店なのですが、今回ご紹介したいのはこのレストランに併設にされる知る人ぞ知る隠れ家的なパティスリーです。 受付でパティスリーの利用を告げると敷地の奥へと案内され、進んだ先には白い壁が重厚な雰囲気を醸し出す蔵が出現します。一見、とてもケーキとは結びつきませんが、こちらが「パティスリーAO」なのです。 蔵の大きな扉を開けると、それまでの京情緒から雰囲気は一転します。
ショーケースのなかで宝石のごとく輝くスイーツたち

木目やタイルなどを使ったブラウンを基調とした店内には、お菓子の型をモチーフにした小物やアンティーク時計が飾られ「かわいい」と感嘆の声をあげてしまうほど。まるでフランスの路地裏にあるパティスリーに迷い込んでしまったかのようです。 中央には大きなショーケースが置かれ、ショコラやフルーツ、抹茶を使ったケーキやタルトなどの定番スイーツから、ジュレなどの季節メニューまで、常時15種類ほどの見目麗しいスイーツの数々が並んでいます。 蔵の2階はイートインスペース。1階でオーダーしたケーキをコーヒーや紅茶とともにいただくことができます。ビジネス街の喧騒から離れ、美しい芸術作品のようなスイーツを口にする心豊かなひとときが過ごせるのもこの店の大きな魅力です。 蔵の梁の上からは、愛らしいエンジェルがそっと見守っていますので、ぜひとも見つけてくださいね♪

パティスリーAO
パティスリーアオ
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森明子
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