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2014.10.31
東京・小金井「ジブリの立体建造物展」で、ジブリ作品の新たな魅力に出会う
スタジオジブリ作品に登場する“たてもの”にスポットを当てた「ジブリの立体建造物展」が、東京・小金井市の江戸東京たてもの園で2014年12月14日(日)まで開催中です。 「風の谷のナウシカ」から最新作「思い出のマーニー」まで、ジブリ作品に登場する建物の美術設定資料、背景画や模型など、約400点が公開されています。
ジブリの世界をリアルに感じられる立体模型の展示も

「千と千尋の神隠し」油屋の立体模型 ©Studio Ghibli
今回の展示のために作られた立体の中で一番大きいのが、この「千と千尋の神隠し」の油屋。高さ3メートルと大迫力! 梁(はり)の1本1本までもが忠実に再現されています。

動く城(ハウルの動く城)© 2004 二馬力・GNDDDT
巨大ボードで展示されている「動く城」は、“実際に作ることができるかもしれない”といわれるほど、細かなディテールが特徴。建築史家・建築家の藤森照信氏による解説も必見です。

月島家(耳をすませば) © 1995 柊あおい/集英社・二馬力・GNH
「耳をすませば」の主人公、月島雫が住む公団住宅のキッチン風景からは当時の歴史的背景が見えてきます。町並みは、東京都多摩市の京王線聖蹟桜ヶ丘駅周辺をモデルにしているのだとか。

カルチェラタン(コクリコ坂から) © 2011 高橋千鶴・佐山哲郎・GNDHDDT
「コクリコ坂」に登場する高校の部室棟「カルチェラタン」。物語のカギとなったこの建物は、実は原作には出てこない映画オリジナルのものです。

©Studio Ghibli
ほかにも、「思い出のマーニー」の杏奈が過ごす大岩家のミニチュア模型や「天空の城ラピュタ」のパズーが働く鉱山の模型 、「崖の上のポニョ」の宗介の家の模型、「もののけ姫」のタタラ場(画)など、展示品はボリューム満点。 会場となった「江戸東京たてもの園」は、宮崎駿監督が「千と千尋の神隠し」を制作するときに、散歩をしながらイメージを膨らませた場所でもあるそう。約7ヘクタールもの広大な土地には江戸時代から昭和初期までの建物が30棟復元されているので、ノスタルジックな街並みもぜひ一緒に楽しんで。
ジブリの立体建造物展
http://tatemonoen.jp/
入園料 :一般400円
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