イギリスで出会った”フェアリーケーキ”を自分らしくアレンジ

北浜駅から難波橋を渡って徒歩5分、西天満エリアのビルの1階にある焼菓子専門のスイーツショップ「fait en bonbons」。店の奥には工房があり、焼き立てのカップケーキやカヌレがショーケースに並んでいます。 イギリスではティータイムに並ぶ素朴でかわいいカップケーキのことを”フェアリーケーキ”と呼んで、キュートな飾り付けをして楽しんでいるそう。そんな楽しくて美味しいお菓子を日本でも広めたいと、オーナーの加藤さんと北川さんが10年ほど前に始めたお店です。 独学でお菓子作りを研究したという加藤さんたちが作るカラフルなシュガーアートを乗せたカップケーキは、見た目はもちろん、味にもこだわりが詰まっています。ケーキの生地にハーブやフルーツのフレーバーを加え、季節感も意識しているそうです。

カップケーキ1個360円～

フランスの郷土菓子、カヌレも優しい味わいです

ヨーロッパのお菓子が大好きという加藤さんは、カップケーキのほかにも、ヨーロッパの伝統的な焼菓子をオリジナルのレシピにアレンジして販売しています。人気は小さな形に焼き上げたカヌレ（100g420円）。大きなカヌレにはアイシングをプラスして、かわいくデコレーションしています。ラム酒などアルコールを使わず、卵や牛乳をたっぷり使って日本人が食べやすい味に仕上げているそう。焼きたてのカヌレからは、卵とバニラの香りがふんわりと漂います。

フェッタンボンボン（カヌレ）1個230円

ほかにも形や味にこだわった焼菓子がいっぱい

チョコレートバナナケーキ1個500円

「こんなものあったらいいな」という思いからさまざまなお菓子作りにチャレンジするお二人は、カップケーキやカヌレ以外にも、季節のフルーツを使ったタルトやケーキを毎日焼いています。予約をすれば記念日やバースデーにぴったりな、アイシングの文字やイラストをあしらったオリジナルのケーキを作ってもらうこともできるそう。パステルカラーで彩られたかわいいケーキは、じっくり鑑賞してから食べたいですね。