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2016.10.11
京都観光のお供にも♪ 錦市場で愛される、老舗のお米屋さんが営む「おむすび茶房」
※こちらの記事は2016年10月11日に公開されたものです 京の台所・錦市場にある「おむすび茶房」は、老舗米穀店が運営するおむすび専門店。なかの具材も、ほとんどが錦市場から仕入れたものばかり。新米が美味しい季節、こだわりのおむすびを味わいに京都におでかけしませんか?
京都の料亭や旅館御用達の老舗米穀店
地下鉄烏丸線・四条駅から徒歩約10分。京の台所として知られる錦市場のなか、錦通と柳馬場(やなぎのばんば)通の交差点の南西角に「京都 錦 中央米穀」はあります。明治40年に創業した老舗のお米屋さんで、京都のホテルや旅館、料亭などにお米を卸しているほか、地元の人にもお馴染みのお店です。 こちらのお店には、「おむすび茶房」というイートインコーナーがあり、店内でゆっくりとおむすびをいただくことができます。
艶やかで、冷めてもふっくら「京錦の懐石米」
「最近では、ご飯を食べない人が増えていると聞きます。そこで、米のおいしさを広く知ってもらいたくて、おむすび茶房を始めました」。そう話すのは代表の西村さん。 おむすびに使われるのは、独自に3種の米をブレンドした「京錦の懐石米」。懐石料理では、いちばん最後にご飯が登場しますが、食事の最後を締めくくるにふさわしいように、つややかでふっくらと炊けるお米です。「粒感がしっかりしているので、おむすびにしても食感がいい。噛むとねばりとともに旨味が感じられます」と西村さん。さらに、冷めてもふっくらと食べられるようにブレンドされています。
しば漬けやちりめん山椒など、京都らしい具材も魅力
「松茸ごはん」(160円)
おむすびの具材は、定番の「たらこ」や「さけ」、「山椒昆布」などのほか、お米屋さんならではの「ほぼ玄米」(一分づき)や「雑穀ご飯」など、およそ15種類。お米そのものの味を楽しんで欲しいとの思いから、具材はご飯を引き立てるものを選んでいます。「ほとんどの具材は、錦市場のなかで仕入れています」と西村さん。例えば、漬物類は「打田」、ちりめん山椒は「千波」、あなごや炊き込みご飯にいれるお揚げなども市場で調達するそうです。 人気は京都らしい「しば漬け」と「ちりめん山椒」。さらに、季節ごとの限定おむすびもあり、秋からは、「松茸ごはん」と「栗おこわ」が登場します。人の手ならではのやさしい力加減もおいしさの理由の一つですね。
「ちりめん山椒」(190円)、「しば漬け」(160円)、「おみそ汁」(200円)
テイクアウトできるから、京都観光のお供にもおすすめ
おむすびはもちろん、テイクアウトも可能。観光途中のお弁当代わりに、とたくさん買っていく人もいるそうです。「お米って、見た目は同じですが、味も香りもさまざまです。ですが、洋食でも和食でも何にでも合う。相手を選ぶことがない食材なのです。その魅力を多くの人に知ってほしいですね」と西村さん。「中央米穀」ではお米の郵送サービスもあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
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