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2017.01.01
新年のごあいさつに♪ 東京鳩居堂で見つけた“とり”モチーフの文房具類5選
今日から2017年。今年はどんな年にしたいですか? 今回の記事は、一年の始まりにぴったりな今年の干支・酉年にちなんだ和雑貨特集。日本の伝統的な文房具やお香などでおなじみの老舗、「東京鳩居堂(とうきょうきゅうきょどう)」に“とり”モチーフの和のアイテムを探しに行きました。 お正月や季節ごとのラインナップはもちろん、通年使える縁起ものの柄をあしらったオリジナル商品も数多く揃っているんですよ。
まずは鳩居堂のアイコン、鳩にちなんだ商品から…
銀座4丁目交差点の近くに位置する鳩居堂。「鳩居堂」という屋号は、創始者の家紋「向い鳩(むかいばと)」に由来し、更には「店はお客様のもの」という謙虚な意味も込められています。鳩居堂オリジナルの紙製品を中心に、手軽に使える和の文房具を紹介しましょう。
シンプルで使いやすい「鳩たより」シリーズ
左から「鳩たより(封筒)」(324円)、「鳩たより(便せん)」(378円)、「古都 干支(筆ペン)」(540円)
餌をついばむ鳩の表紙がユーモラスな便せん「鳩たより」は、鳩居堂のオリジナル。 罫のない無地のもの・縦書きの罫線入り・横書きの罫線入りの3種類があります。 上の写真は、横書きの罫線入りのもの。便せんといえば縦書きで使うイメージがありますが、横書きタイプなら、かしこまったシーンに限らず気軽に使うことができますね。 筆ペンも鳩居堂のオリジナルで、毎年の干支柄の京友禅和紙を巻いたもの。酉年はニワトリの柄がお目見えですよ。
かわいらしいスタンプ、封緘印の使い方をご存知ですか?
「四季の印シリーズ」(各1080円)柄は左から蕾、洗心、花喰い鳥
手紙を書き、封筒を閉じた後は、書簡印や封緘印(ふうかんいん)と呼ばれる印を押すのもおしゃれです。では、かわいらしい鳥柄の封緘印を紹介しましょう。 手前のものは「花喰い鳥(はなくいどり)」といい、「手紙を運ぶ鳩」を表しています。 左側、鳥の柄がある角型のものは「洗心(せんしん)」、「心の汚れを洗い去る」という意味があり、「蕾(つぼみ)」は「いずれ開く」ことから、封として用いられます。 正式なマナーに沿って使うのはもちろん、便せんやメモに押し、カジュアルに使うのも良さそうです。鳩居堂には、この他にもたくさんの封筒や便せんが揃っています。きちんとした手紙のマナーを知りたい時は、気兼ねなく店員さんに尋ねてみてくださいね。
富士山にニワトリ、花と蝶…縁起よい柄のぽち袋もいろいろ
上段「ぽち袋(木版 花と蝶)」(各648円/3枚入り)、下段「ぽち袋(綺羅ポチ 角小型)」(各378円/3枚入り)富士山柄、ニワトリ柄のみお正月限定で販売しています
上にある淡いブルーと黄色のぽち袋は鳩居堂のオリジナル商品で、半分に折ったお札がぴったり収まる大きさです。手摺り木版画をぽち袋に仕上げているため、1枚ごとに柄の配置が異なります。和紙ならではの温かみある風合いがとってもかわいらしいですね。 ふんわり焼き上げた卵焼きのように、明るい黄色が印象的なニワトリのぽち袋は、ちょうど500円玉が入ります。 手帳やポーチの中に1〜2枚忍ばせておけば、お金のやりとりやチケットを渡す…といった時に重宝しますよ。
ニワトリのくちばしには金刷がキラリ。日の出を大きくあしらった富士山の柄も人気
普段づかいにも便利な和紙ふせんはいかが?
「越前和紙ふせん(鳩・向い鳩)」(各432円)
越前和紙を使用したふせんは茶色とブルーの2色で展開しています。 普段オフィスで使うふせんよりもわずかに厚みがあり、さらりとした書き心地。 縦書きタイプには、鳩居堂のシンボルのひとつ“向い鳩”が。本の貸し借りや差し入れを送る時など、ほんのひとこと書き添えるのに丁度よい大きさですね。 2017年の干支、「酉」は「とりこむ」にもつながるため、縁起が良い、ともいわれています。鳥の柄にも色々な意味が含まれているんですね。 ちょっとしたお礼や新年のごあいさつにも最適な鳩居堂の文具類。清々しい気持ちで使ってみませんか?
東京鳩居堂 銀座本店
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Tomomi Furukawa
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