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2017.03.23
春の二条城周辺をうららかさんぽ
※こちらの記事は、2017年3月に公開されたものです。 草木の芽生えとともに、お出かけしたくなる春。京都の桜の標本木を有するのが二条城です。 江戸時代は将軍が上洛の際に住まいとし、大政奉還が行なわれた歴史の舞台。場内にあふれる桜にいざなわれ、春の訪れを感じてみませんか。
ライトアップイベントもある桜の名所「二条城」

きらびやかな二の丸御殿
江戸時代、将軍が上洛する際の住まいとして設けられ、その歴史を見守ってきた二条城。 徳川家康が建て、後に家光により大改修が行なわれたことでも知られています。 中でも二の丸御殿の美しさは思わずため息がでるほど。幕末に大政奉還が発表された大広間もこの二の丸御殿にあり、2017年には大政奉還から150年として再び注目を集めました。

城内のいたるところに咲き誇る桜で一層華やか
3月下旬~4月上旬にかけて約200本の桜が一斉に咲き、毎年国内外問わず多くの観光客が訪れる名所となっています。ライトアップイベントも行なわれ、夜は幻想的な世界に包まれます。
二条城
ニジョウジョウ
豊富なメニューが自慢のカレー専門店「森林食堂」

店主のセンスが光る、個性豊かな店内

ノスタルジックな雰囲気
二条城を西に七本松通まで向かうと、昔ながらの長屋が建ち並ぶノスタルジックな雰囲気のエリアがあります。その一角に位置するのが、カレー専門店「森林食堂」です。 入り口にたくさんの植物が並ぶ姿は、まさに“森林”そのもの。表に停められたカラフルな自転車が目印です。

長期成熟鶏チキンほうれん草と蓮根キーマカレーの合がけ(1350円)と自家製チャイ(400円)
定番から限定ものまで、メニューによってスパイスのブレンドはさまざま。芳醇な香りと味わいを堪能できます。「合がけ」で2種類のカレーを楽しめるのもうれしいところ。 お昼どきには多くの人でにぎわいます。
森林食堂
シンリンショクドウ
伝統工芸の技をいかした手作りアイテムが揃う「Salut」

京町家を風情をそのままいかした空間
二条城の北西にあるのは京町家を改装した雑貨店「Salut(サリュ)」。七宝焼やつまみ細工など、伝統工芸の技をいかしながら日常づかいできるアイテムを幅広くそろえています。

つまみ細工の三段ブローチは2100円~
七宝焼ならではの色使いがキュートなヘアゴムやピアス、帯留めをはじめ、正絹生地を使ったつまみ細工のブローチなど、落ち着きのある畳の間にカラフルな小物が所狭しと並びます。 もちろんこれらはすべて手づくり。お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょう。
Salut
サリュ
立ち飲みスタイルのコーヒー店「二条小屋」

店内にはコーヒーの芳醇な香りが漂う

当時の面影が残る外観
二条城の南側の細い通りを奥まで進めば、見えてくるのは歴史を感じる古民家。実はこちらは、立ち飲みスタイルのコーヒー店「二条小屋」。戦後まもないころの建物で、まるで昭和にタイムスリップしたかのような気分にさせてくれます。 シンプルで落ち着く空間には、ジャズの音色とともにコーヒーの香りが広がります。

コーヒーはどの種類も430円。手作りのキャロットケーキ(小)は210円
店主が1杯ずつ丁寧に淹れてくれるコーヒーはビンテージを中心としたオシャレなカップでいただけます。テイクアウトも出来るので、散策のおともにもおすすめです。
二条小屋
ニジョウコヤ
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田中麗 写真:吉村規子
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