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2017.05.05
ふわりと立ち寄れる。都内で香りの文化を体験できるー東京「香源」
東京・銀座にある「香源(こうげん)」はお香の専門店。 全国から取り寄せた様々なお香グッズも魅力的ですが、気軽に参加できる匂い袋づくりなどの体験講座が人気で、お香に興味を持つきっかけになっています。
銀座に近い、立ち寄りたくなるロケーション
東京メトロ・ 東銀座駅5番出口から徒歩1分。歌舞伎座の落ち着いた雰囲気が感じられるエリアに「香源」があります。 店頭に飾られた巨大な数珠が目印で、1階は主にお香、2階は数珠を扱っています。
自分で手作りできるのが楽しい匂い袋体験
“ラベンダー”、“アクア”、“古典的な調合”など香りが異なる6種類から1つをチョイス
“誰でも気軽にお香にふれてほしい”という想いから始まったのが、自分で香りをつくれる「手作りお香講座」(3240円)。 前日までの予約で、匂い袋、お線香、練香の3種類から選べます。 約60分で簡単にできるため、一人でふらっと体験する人も多いのだとか。 今回は、香りをすぐに楽しめる一番人気の匂い袋をつくってみました。 当日はお香の簡単な歴史や原料などをスタッフから教わり、用意された6種類のなかから自分のつくりたい香りを選びます。 香りは旅館で匂う和風らしいものから、薬草ハーブを混ぜた洋風なもの、それに清涼感が感じられるものなど、6種類それぞれ違うものばかり。
どの種類の香りも7種類以上の香料や香木を混ぜてつくっていきます。 1つずつ袋に入った香りの原料をあけて、順番に容器の中へ。 滅多にない機会なので、思わず鼻を近づけてしまいます。
かき混ぜると深くなる香り
それぞれの素材が混ざれば混ざるほど、香りが強くなるとのこと。 ひと混ぜする度に香りの変化が感じられ、段々まとまっていきます。
手作りの巾着袋も柄や色で8種類あり、どれにしようか迷ってしまうことも
最後は好きな柄の巾着袋を2つ選び、その中に入れて出来上がり。 机の引き出しや洋服ダンスに入れると、香りを約2~3か月間楽しむことができます。 新しい季節が訪れる度に自分好みの香りを手作りしてみるのも素敵ですね。
全国から集まったお香グッズが店内にびっしり
明るい店内の中には種類豊富なお香グッズがたくさん。 同じお線香の香りでも、つくっている会社によって全く異なる匂いになるのだとか。 自分の好きな香りに巡り合ってほしいというお店の熱意が伝わってきます。 商品もメーカー毎に置くだけでなく、今の季節感が感じられるお香を集めた、特別コーナーもあるので見て回るだけでも楽しめますよ。
気軽にお香を始められる、おすすめセット
小さな香立は場所をとらず、おすすめ
敷居が高そうなお香の世界ですが、香源では誰でも気軽に始められるお香グッズも。 「ルームインセンス 麗(れい)」(108円)は、ローズの優しい香りがどの部屋でも馴染んでくれるのが特徴です。スタイリッシュな「楕円形香立」(216円)と家で使わないお皿を灰受けとして用意すれば、さっそくお香を楽しめますよ。
こちらはお線香を横にして使う「お香クリップ」(432円)。 お線香の太さを気にせず使えるのと、珍しい形で人気です。
華やいだパッケージが嬉しいオリジナル商品
名前も素敵なお線香。左から「春の蕾」、「夏の雨」、「秋の声」、「冬の星」
10社以上のお香グッズを取り扱っていますが、香源のオリジナル商品もあります。 四季折々のイメージが香りになった「煉香の香りシリーズ」(各864円)は、煙があまり出ないように作られ、ふんわりとした優しい香りです。
他にもマットな色が可愛らしい「日本の香り」(800円~)もおすすめ。 素材が持つ本来の香りをシンプルに楽しめるように作られています。
自分に合ったお香を見つけてくれるコンシェルジュ
左からお香コンシェルジュの須賀さんと店長の小菅さん
品揃えが多いことが香源の魅力ですが、どれにしようか迷ってしまうことも。 そんな時に頼もしいのが、お香コンシェルジュ。 ぴったりな香りが見つかるまで探してくれたり、使い方などを教えてくれます。 「お線香は香り自体もリラックス効果がありますが、じわりじわりと燃えていく様子を見るのも落ち着くんですよ。短いものだと約15分で燃え尽きますので、ちょっとした休憩や気分転換になります。」と話す、店長の小菅さん。 もう少し覗いてみたいお香の世界。香源で最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
香源 銀座本店
コウゲン ギンザホンテン
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浅井みらの
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