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2017.09.30
【東京】10/21-1/28|北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃
19世紀後半、西洋の人々を魅了した浮世絵師・葛飾北斎。その出会いからジャポニスムを紐解く展覧会「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」が東京・上野の国立西洋美術館で10月21日(土)より開催されます。 メイン画像:左) 葛飾北斎『北斎漫画』十一編(部分)刊年不詳 浦上蒼穹堂 右) エドガー・ドガ《踊り子たち、ピンクと緑》1894年 パステル、紙(ボード裏打)66×47cm 吉野石膏株式会社(山形美術館寄託)
印象派にも影響を与えた、葛飾北斎
左) 葛飾北斎《冨嶽三十六景 東海道程ヶ谷》天保元-4年(1830-33)頃 横大判錦絵 ミネアポリス美術館 Minneapolis Institute of Art, Bequest of Richard P. Gale 74.1.237 Photo: Minneapolis Institute of Art 右) クロード・モネ《陽を浴びるポプラ並木》1891年 油彩、カンヴァス 93×73.5cm 国立西洋美術館(松方コレクション)
19世紀後半、日本の美術が、西洋で新しい表現を求める芸術家たちを魅了し、“ジャポニスム”という現象が生まれました。なかでも最も注目されたのが、天才浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)。 その影響は、モネやドガら印象派の画家をはじめとして欧米の全域にわたり、絵画、版画、彫刻、ポスター、装飾工芸などあらゆる分野に及びました。
日本発、世界初。西洋と北斎の名作、夢の共演
メアリー・カサット《青い肘掛け椅子に座る少女》1878年 油彩、カンヴァス 89.5×129.8cm ワシントン・ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art, Washington, Collection of Mr. and Mrs. Paul Mellon, 1983.1.18 Courtesy National Gallery of Art, Washington
本展は西洋近代芸術の展開を“北斎とジャポニスム”という観点から編み直す、日本発・世界初の展覧会です。国内外の美術館や個人コレクターが所蔵するモネ、ドガ、セザンヌ、ゴーガンをふくめた西洋の名作約220点と、北斎の錦絵約40点、版本約70点の計約110点(出品点数は予定、会期中展示替えあり)を比較しながら展示します。 北斎という異文化との出会いによって生み出された西洋美術の傑作の数々を堪能しながら、西洋の芸術家の眼を通して北斎の新たな魅力も感じられる展覧会。どうぞお楽しみください。
「北斎とジャポニスム HOKUSAIが西洋に与えた衝撃」
03-5777-8600
ハローダイヤル
http://hokusai-japonisme.jp/
当日:一般 1600円、大学生 1200円、高校生 800円
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