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2017.11.09
秋はひやあつなタルトタタンのパフェが登場。行列のできるジェラート専門店「SUGiTORA」
※こちらの記事は2017年11月9日に公開されたものです。 地元の人から観光客まで、たくさんの人で賑わう京都の寺町通と新京極通。その間にある路地に話題のジェラート専門店があります。素材の豊かな風味と口どけの良さが堪らないジェラートを手がけるのは、パティシエの世界大会で受賞経験もあるオーナーシェフ・杉田さん。自慢のジェラートを使い、美しく盛り付けるパフェも評判です。
繁華街からすぐの路地にあるジェラート専門店

お店は「新京極六角公園」の少し手前にある路地の中ほど
「ジェラート専門店 SUGiTORA」は、阪急河原町駅を出て四条河原町から徒歩7分ほど。 新京極通と寺町通の間を結ぶ路地にあります。

買い物や観光の合間など、気軽に立ち寄れる雰囲気
京都生まれ京都育ちのオーナーシェフ・杉田さん。実家は京都・河原町で100年以上続き惜しまれつつ閉店した「すぎとら果実店」で、こちらの店名はその名を受け継ぎつけられたそうです。 杉田さんは、地元京都のホテルやフランスで修業を積んだ後、東京の有名ホテルで腕を振るい、2015年には、パティスリーの技術を競う世界的な大会の一つ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」に出場。日本代表チームの一員として氷彫刻とアントルメ・グラッセを担当し準優勝した実力派です。 その後、2017年春に「ジェラート専門店 SUGiTORA」をオープン。洗練された味わいが気軽に楽しめると、瞬く間に人気店になりました。
素材の組み合わせで魅せるジェラート

北海道ミルク、チョコレート、オレンジサンギーヌ……目移りしそうな魅惑のラインナップ
ショーケースには、ミルクやチョコレートなどの定番に、ナッツをローストするところから丁寧に自家製で仕上げるヘーゼルナッツプラリネ、ミルク生キャラメルや紫いもといった季節替わりのものまで、多彩なフレーバーのジェラートが並びます。 素材のなかでも特にこだわるのが、ミルクベースのフレーバーに使う牛乳。北海道の生産者の元を訪ね、低温殺菌でより生乳に近い風味のまま届く牛乳を選んだそうです。 ちょっと意外に思える素材の組み合わせにも注目を。マンゴーには、濃厚な甘みを楽しみつつさっぱりと味わえるようレモンをプラス。紫いもには、ホワイトラムを加えることで紫いもの素朴な風味を活かしつつ、すっきりと大人な味わいとなっています。

「ジェラート ダブル(カップ)」(500円)
ジェラートは、シングルかダブル、カップかコーンがそれぞれ選べます。 また、以前は店頭での提供のみでしたが、手みやげなどに喜ばれそうな持ち帰り用の販売もスタート。ミルク、洋梨バニラ、マンゴーの3種類のみですが、家の冷凍庫で保存して食べる前に冷蔵庫で半解凍することで、お店と同じ味が家でも楽しめますよ。
カフェスペースでジェラートたっぷりのパフェを

螺旋階段を上がるとかわいいネコがお出迎え
2階には、ジェラートとドリンクのセットやジェラートを使ったスイーツが味わえるカフェスペースもあります。 なかでもジェラートと季節の素材を贅沢かつ繊細に盛り付けるパフェが話題になり、店頭にはカフェの順番を待って行列ができることも。 今年の秋は、タルトタタンやモンブランのパフェが登場しています。

「タルトタタンのパフェ」(1500円)※11月末頃まで提供予定
11月末頃まで提供予定のタルトタタンのパフェは、温かいリンゴのキャラメリゼと、ひんやりとろけるジェラートの食感が堪らない一品です。 使うジェラートは3種類で、濃厚な北海道ミルク、ほろ苦いミルク生キャラメル、爽やかな洋梨バニラというフレーバーの組み合わせも絶妙。サクサクのパイと香ばしいくるみのローストもアクセントとなり、最後まで飽きることなく楽しめます。 パティシエとして腕を磨いた杉田さんが手掛けるパフェは、味はもちろん、見た目も洗練された一品ばかり。SNSなどでも話題になっています。 冬には、温かいショコラとジェラートを組み合わせたスイーツを考案中とのこと。ジェラートと言えば夏のイメージですが、こちらでは、寒い季節だからこそ楽しめる一皿にも出会えますよ。 暑い時期にはもちろん、寒くなるこれからの季節もぜひ訪れてみてください。

ジェラート専門店 SUGiTORA
ジェラートセンモンテン スギトラ
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岩永 茜 写真:津久井 珠美
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