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2018.04.11
和の食材との美しいコラボが話題!京都・御池で見つけた隠れ家イタリアン「fudo」
※こちらの記事は2018年4月11日に公開したものです。 京都・御池通沿いのちょっぴり隠れ家のような地下にある「fudo(フウド)」。高知から直送される旬の海鮮や、契約農家から入荷する野菜など、日本の素材を使って作られるイタリアンは、見た目も美しく、料理をきっかけに会話も弾みそう。国産のワインの豊富なラインナップにも注目です。
ヒミツの隠れ家のような地下への階段

ニホンカモシカの絵がお出迎え
地下鉄烏丸線、京都市役所前駅から西方向へ3分ほど歩いたあたり出ている看板が目印。御池通りに面したビルの地下1階に「fudo」はあります。

落ち着いたシックな空間
店内は木の風合いを感じる温かい空間。オープンキッチンをぐるりと囲むようなカウンターは、大きな食卓を囲むようなイメージで設計されたのだそう。 ゆったりとした席の配置で女性ひとりでも利用しやすい雰囲気です。

カウンター越しに料理についてのエピソードなどを訊ねてみるのも楽しみのひとつ
京都のイタリア料理店で経験を積んだ後、スペインでバルの立ち上げに関わるなど、10年ほどに渡り料理に関わってきたシェフの入江さん。「少し個性のある料理を話題にして、コミュニケーションを楽しんでほしい、人と人とをつなぐ場所を提供したい」と話します。 カウンターにズラリと並ぶ陶磁器は、使い心地が良く見た目にも温かみがあるものをと、滋賀県の信楽に工房を構える作家にオーダーしたり、京都の清水団地の作家から買い付けたりして揃えたのだそうです。
旬の素材で作る和のイタリアン

「鯛出汁のソース 一面の鯛のからすみ 青のりとネギ」(1944円)
店名「fudo」は「風土」が由来になっています。日本の風土で育った旬の食材のおいしさをイタリアンの調理法で引き出す料理を提供しよう、と名付けられました。 鯛の旨みが凝縮されたスープに青のり、オリーブオイル、ガーリックなどを合わせたソースで味わうパスタは、たっぷりと鯛のからすみとネギをふりかけた一皿に。西京味噌に漬けこんだフォアグラを生八つ橋で包み、表面を香ばしく焼き付けた遊び心のある一品など、運ばれてくると思わず笑顔になるような見た目にも楽しいメニューが揃っています。

「八つ橋とフォアグラの西京みそ漬けテリーヌ」(972円)
自分の店を開くにあたり、素材を探して全国を巡ったという入江さん。その際、各地のワイナリーにも足を運び、日本のぶどうを作ってワインを仕込む大変さやコスト面の苦労がありながらも妥協せずに良いものを作ろうとする作り手の姿に感銘を受けたのだそう。 そして、同じく日本の風土で育った食材で作る「fudo」の料理とのマリアージュを楽しんでほしいと、常時約30種類ほどの国産ワインをそろえています。 ワイナリーのエピソードなどを聞きながら飲めば更に特別な一杯になりそうですね。

「亜硝酸無添加シャルドネ」(5184円)、「甲州」(7020円)、「椀子ヴィンヤード シャルドネ13」(7776円)
料理やワインの種類は仕入れ状況や季節により変わります。 日本の素材の魅力をあらためて発見できそうな「fudo」で、ここだけの一品を味わってみませんか?

fudo
フウド
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中尾若菜 写真:鈴木誠一
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