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2019.07.29
古民家を改装した京都駅近の隠れ家へ/ビーガンフード&スイーツカフェ「サルーテ」
京都駅近くの路地のまたその奥に、まさに隠れ家という言葉がピッタリな古民家を改装したオーガニックカフェがあります。訪れる人が絶えないという、元イタリアンのシェフが作るベジご飯&スイーツを、さっそく味わってみましょう。
路地裏を探検した先に出会える一軒家カフェ
手作り感あふれるくじゃくの置物が目印
京都駅中央口を出て西へ向かい新町通を北へ、さらに西へ北へとジグザグに路地を曲がります。このあたりで、スマホを片手にしている人を見かければ、「サルーテ」をお目当てにしている人かもしれません。 5分程度の距離なのに、京都駅の喧噪がうそのように静かな住宅地にたたずんでいます。
タイムスリップしたような懐かしい雰囲気

カウンター席はブックカフェの趣
玄関の引き戸をガラガラと開け、靴を脱いで上がります。ひとりで来たときは窓際のカウンター席に、グループなら奥のお座敷にどうぞ。
料理を待つ時間も楽しく過ごせる
イタリアで修業したこともある安田尚美さんが、このお店を開いたのは2013年のこと。 それまでの安田さんは、シェフとして働きつつも、食の安全や、環境の悪化が食材に与える影響、肉や卵を育む過程に矛盾を感じていました。そこで、自信をもってすすめられる料理を味わって欲しいと考えた答えが「サルーテ」だといいます。
ランチタイムにおすすめのお野菜たっぷりプレート
「好日定食」(1000円・10食限定)
お店のコンセプトが一番分かりやすいのが、1日10食限定のランチプレート。 お赤飯のような酵素玄米ご飯は、玄米を発芽させ3日間保温してから炊き上げます。もっちりと香ばしく、食べ応えも十分。キャベツのポタージュも野菜の旨みがたっぷり。 コンパクトなランチに見えますが、案外満腹感があるんです。
メインのカツはヒエフライ
タルタルソースのかかったヒエフライはハーブの香り。ふだん、雑穀の一種として見かけることが多いヒエですが、白身魚フライに近い食感で、後味は軽やかです。そして、付け合わせのサラダこそが、「サルーテ」の神髄。知り合いや近郊の農家から仕入れた力強いオーガニック野菜の香りが口いっぱいに広がります。
華やかなビーガン・マクロビケーキ
「ロースイーツ」「マクロビスイーツ」(各500円 ※平日は各450円)
ランチの後のデザートは、サンプルを見て席で選ぶ方式。お盆には7~8種類のケーキが盛られており、スタッフの方に素材の説明を聞くのも楽しみのひとつです。 たとえば、緑のマーブル柄が美しい「抹茶とスピルリナのタルト」。スピルリナは藻の一種でヘルシーな食材として注目を集めているのだとか。タルト生地にはナッツがたっぷり織り込まれています。ごくごく普通のケーキに見えますが、すべて植物性の素材を使い、卵や牛乳は使われていません。
これからの暑い季節には、軽めのカレーや、ガスパチョもメニューに加わります。また、カフェがお休みの日には料理教室も開かれているそう。 滋味豊かなベジごはんを食べるだけでなく、学びもあるカフェ、何度も通いたくなりそうですね。
菜食料理店 サルーテ
サイショクリョウリテン サルーテ
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戸塚 江里子
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