赤いパッケージは広島のイメージカラー

パッケージの下には程よい大きさの缶が収まる。販売は不定期のため事前に確認を

1967（昭和42）年に広島市でオープンしたベーカリー「広島アンデルセン」。店名の由来はデンマークの童話作家H.C.アンデルセンから。店内には石窯オーブンで焼き上げる本格的なパンをはじめ、日本で初めて販売したデニッシュペストリーのほか、パンを楽しむためのデリカッテッセンやワイン、フワラーなどがそろっており、パンを通して広島の暮らしを豊かに彩ってきたベーカリーです。「広島アンデルセン」では本格的なケーキや焼き菓子などのスイーツも大人気。なかでもこの「広島おさんぽクッキー」は地元の人や広島を訪れた方に人気の逸品です。赤色は広島の人にとって元気と勇気をもらえる色。パッケージには愛らしいイラストが描いてあり、広島をお散歩したらめぐり会えるものたちに、思わず見入ってしまいます。

バターの香りが豊かな正統派のクッキー

お皿に並べるとこんな感じ。どれから食べようか迷ってしまう

缶を開けると上段には広島モチーフのクッキーが。広島といえば、もみじにレモン、かわいい人形のクッキーが宮島の大鳥居を表していることに気づいてにっこり。ちょこんと入った杓子のクッキーに笑みがこぼれます。下段にはココアアーモンド、チョコチップ、アールグレイなど8種のクッキーがぎっしり。クッキーはどれもさっくりとして、それぞれの味わいが口いっぱいに広がります。生地のおいしさは、小麦を扱うプロであるベーカリーだからこそ。食べながら広島への思いが募ります。今度の旅ではリニューアルした「広島アンデルセン」をぜひ訪れてみませんか。