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2024.05.21
京都で見つけたすてきな洋館&近代建築12選~アフタヌーンティーがいただける元迎賓館や重要文化財指定も~
長い歴史を持ち、明治から昭和にかけて建てられた美しい洋館や近代建築も多く残る京都。今回は京都市内各所から、観光途中にも立ち寄りやすい11のスポットをご紹介します。カフェやお店になっていて、外から眺めて楽しむだけでなく中に入ってゆったり雰囲気にひたれるところも。歴史に思いを馳せつつ特別なひとときを過ごしてみましょう。
祇園のクラシカルな洋館でアフタヌーンティー♪「長楽館」
モネの《睡蓮》や眺望抜群のカフェも♪ 森に包まれた京都のクラシカルなミュージアム「アサヒグループ大山崎山荘美術館」
赤レンガの銀行建築が目を引く「DEAN & DELUCA 京都」
緑に囲まれた閑静なヴォーリズ建築「駒井家住宅」
ヴォーリズ建築の流れをくむ洋館カフェ「GOSPEL」
祇園のクラシカルな洋館でアフタヌーンティー♪「長楽館」
八坂神社の奥、円山公園のそばにある「長楽館(ちょうらくかん)」は、たばこの製造や販売で富を築いた実業家・村井吉兵衛氏が、1909年に迎賓館として建てた洋館です。 ルネッサンス、ロココ、アールヌーヴォーなどヨーロッパのさまざまな様式を取り入れ、部屋ごとに趣が異なるのも魅力。館内の「デザートカフェ 長楽館」はバカラのシャンデリアがきらめく迎賓の間にあり、季節のデザートや優雅なアフタヌーンティーを楽しめます。
「デザートカフェ 長楽館」の記事はこちら
デザートカフェ 長楽館
デザートカフェチョウラクカン
モネの《睡蓮》や眺望抜群のカフェも♪ 森に包まれた京都のクラシカルなミュージアム「アサヒグループ大山崎山荘美術館」
京都と大阪の間にそびえる天王山の中腹に建つ「アサヒグループ大山崎山荘美術館」。国の有形文化財に登録された建物である「本館」と10年ほど前に新設された「山手館」では、民藝作品を主としたそのときどきの企画展を、「地中館」では、印象派の巨匠クロード・モネの連作《睡蓮》などの絵画を、美しい空間ごと鑑賞できるのが魅力です。桜、睡蓮、紅葉、雪……四季に寄り添いながら移ろう景色や、眺めのいい喫茶室でのカフェタイムとあわせて楽しめますよ。
「アサヒグループ大山崎山荘美術館」の記事はこちらから
アサヒグループ大山崎山荘美術館
アサヒグループオオヤマザキサンソウビジュツカン
赤レンガの銀行建築が目を引く「DEAN & DELUCA 京都」
烏丸通りと蛸薬師通りの交差点近くの「DEAN & DELUCA(ディーン&デルーカ) 京都」。1916年に竣工し、「北國銀行」の京都支店として使われていた建物です。 東京駅などの設計で知られる辰野金吾と大阪建築界の重鎮・片岡安氏が設立した「辰野片岡設計事務所」による銀行建築で、赤いレンガが鮮やか。日本や京都にこだわってセレクトしているのが特徴で、京都限定のランチや地元の人気店のケーキやパンが揃います。
「DEAN & DELUCA 京都」の記事はこちら
DEAN & DELUCA KYOTO
ディーンアンドデルーカキョウト
緑に囲まれた閑静なヴォーリズ建築「駒井家住宅」
1000を超える学校・教会・病院・商業建築を手がけたアメリカ人、W.M.ヴォーリズ。京都や滋賀などに多く残る作品の1つが、白川疏水沿い近くの「駒井(こまい)家住宅」です。 こちらは、遺伝子学などに功績を残した駒井卓博士の自宅として1927年に誕生。当時の流行であるスパニッシュ様式をベースに和瓦や和室も取り入れ、日本の暮らしと調和しています。テラスつきの食堂や出窓のある居間、サンルームなど心地よい空間が広がります。
駒井家住宅
コマイケジュウタク
ヴォーリズ建築の流れをくむ洋館カフェ「GOSPEL」
熊野若王子神社から銀閣寺近くまで続く「哲学の道」の隣の通りにある「GOSPEL(ゴスペル)」。建物は.M.ヴォーリズの精神とノウハウを受け継ぐ「一粒社ヴォーリズ建築事務所」が1982年に手がけた個人宅で、その一部を使ったくつろげるカフェです。 店内は建物の形を生かして、アンティークの家具を配置。名機として知られるスピーカーから流れる数千枚のレコードの音楽も魅力です。スコーンや紅茶、ケーキなども絶品です。
GOSPEL
ゴスペル
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文/高柳涼子
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