横浜で60年以上親しまれているハイカラおやつ

イラストは横浜在住で船が大好きだったという柳原良平氏によるもの

ソフトなカステラ生地に包まれた栗の味わいが広がる「横濱ハーバー ダブルマロン」。栗を使ったお菓子は今でこそたくさんの種類があるものの発売された頃はまだ珍しく、ハイカラなお菓子として親しまれその後も時代をこえて愛され続けています。 パッケージに描かれているのは2009年に横浜港に初入港した豪華客船クイーンメリー2号です。当時は世界最大級の大きさを誇りその高さは横浜ベイブリッジがくぐれないほどで、橋の手前にある大黒ふ頭に接岸したという逸話も残っているほど。風になびく紙テープの様子は船旅ならではの情緒ですね。

2種類の栗の食感が作り出すハーモニー

コロンとした船型は横浜港の波止場（ハーバー）に接岸する船をイメージ

マロンクリームをたっぷり織りまぜた白あんのベースをカステラ生地で包み、さらに細かいダイズ状の栗をふんだんにちりばめて焼き上げています。しっとりとした口当たりで、ほんのりとした栗の香りとツブツブの栗の食感が一緒に楽しめますよ。 定番の「横濱ハーバー ダブルマロン」のほかにもマロングラッセとブランデーで大人の味に仕立てた「ロイヤルハーバー マロングラッセ」やショコラ仕立ての「黒船ハーバー ガトーショコラ」などのバリエーションがあるほか、横浜市内にある直営店では温かい焼きたても味わえます。ぜひホクホクとした食感も楽しんでくださいね。