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2022.11.27
【iPhone・スマホカメラレッスン】~クリスマスツリーをすてきに撮ろう~
簡単に習得できて、すぐに使えるテクニックを写真教室「たのしいカメラ学校」主催の矢島直美さんが伝授!今回は今の時期ならでは、クリスマスツリーをすてきに撮る方法をご紹介。光源をぼかしたり、ツリーが際立つ印象的な背景の探し方を伺いました。デジタル一眼カメラはもちろん、iPhoneやスマホでも簡単にすてきな一枚が撮影できますよ。

すっきりとした背景でツリーを印象的に

電飾で作られたツリー。画面の中心に三角形をつくるようなイメージでシンプルに配置。
クリスマスシーズンを迎え、街がクリスマスツリーやイルミネーションで色づいてきました。街にあるクリスマスツリーは背景に余計なものが写り込みやすくて残念な雰囲気になることもあるので、いろんな角度から眺めて、すっきりとした背景を探してみましょう。 イルミネーションは写真を少しだけ暗めに撮影すると背景が暗く落ち込んで光が印象的になるので、以前ご紹介した「明るさのコントロール」で、やや暗めに調整を。また、電飾の点光源が丸くボケることを「玉ボケ」といいます。キラキラした玉ボケにも挑戦してみましょう!
「明るさのコントロール」は【カメラ講座Part2】のLESSON.2をチェック


全面ピンボケにして、全体的にやわらかくボカしたことで、かわいさがアップします。


【ポイント1】ロマンティックな画が撮れる玉ボケに挑戦!

点光源が丸くボケる「玉ボケ」。スマホは通常のモードで撮影すると背景の電飾がボケにくいので「ポートレートモード」などを活用するのがおすすめ。

ポートレートモードは撮影後にも変更 可能(※一部機種を除く)。 編集→①をタップ→②をタップ→③で 数値を変更
【iPhoneの場合の設定】 「ポートレートモード」は人物の背景をボカす加工ができますが、一部の機種を除 き、人物でなくても背景をボカすことが可能です。ツリーの場合、ツリーを下から見上げるアングルで、手前のオーナメントなどにピントを合わせて背景の電飾をボカしてみてください。 また、一部の機種を除き、背景のボカし度合いを変更することもできます。画面上部に表示されるfのマーク(f値)をタップし、値を小さい数値に設定するほど背景を大きくボケかすことができます。ただし、あまりにボケ過ぎていると不自然な印象になる場合があるので、撮れた画をみながら不自然にならない程度に設定しましょう。 撮影状況によりますので参考程度の数値ですが、右のポートレートモード使用の写真のf値は4.0です。

【ポイント2】キラキラ感がアップする全面ピンボケにトライ

手前にオーナメントなどの良い被写体がなく、どうしてもキラキラ感が少ないというときにおすすめなのが、誰でも簡単に挑戦できるピンボケのテクニックです。

ピント枠を長押しすると AE/AFロックが設定される。上部にマークが表示さ れたら完了。
10~20センチ程度の近くにあるものにピント枠を合わせ(自分の手などでもOK)、そのまま長押しすると画面上部に「AE/AFロック」という表示が出ます。AEは明るさ、AFはピント、ロックは固定という意味で、明るさとピントを固定したということ。
「AE/AFロック」の表示が出たら、明るさコントロールで好みの明るさに調整し、「AE/AFロック」の設定のまま奥のツリーにレンズを向けると全面ピンボケで撮影できます。画面に触れてしまうと「AE/AFロック」の設定が外れてしまうので注意しましょう。


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