下鴨神社にほど近い老舗フルーツパーラー

大きな木の扉が目印。お買い得フルーツが並んでいることも

「Fruit & Cafe HOSOKAWA」へは、京都駅からバスで約30分余り。洛北高校前で下車し、東に徒歩で約3分です。付近は京都でも憧れの住宅街。そんな町並みに溶け込むような店構えで迎えてくれます。

あま～いフルーツの香りが漂う店内

色とりどりのフルーツが並ぶショップスペース

今年、創業から75年を迎えるホソカワ。店内に足を踏み入れると、フルーツの香りが漂い、それだけでも幸せな気分に。贈答用の高級フルーツから1個50円のミカンまで、またフルーツを加工したジュースやゼリーなども並びます。

「あまおう」をはじめとする最高級イチゴたち

お目当てのイチゴもありました！ おなじみの「あまおう」だけでなく、「さぬきひめ」「淡雪」「京の雫」「まりひめ」など、名前を聞くだけでもワクワクするような品種がずらり。それぞれの品種の食べごろ、味、見た目を吟味して、その日その日で、スイーツに使う品種を決めているそうです。

陽光が降り注ぐカフェスペース。席間もゆったりめ

カフェスペースには、大きな窓とゆったりしたソファ。木目調のインテリアで統一されています。ホソカワは町の愛されカフェ。贅沢過ぎず、カジュアル過ぎず、おひとり様にもやさしい落ち着いた空間です。

まずはイチゴとクリームの王道パフェを

「いちごパフェ」2200円。グラスの上から下までイチゴがぎっしり

パフェは、イチゴとソフトクリーム、生クリームだけのシンプルの極み。イチゴは、しっかりと実がつまっていて食べ応えも十分。運がよいと、超高級イチゴがさりげなく使われていることもあるそう。 イチゴに寄り添う甘さ控えめのクリームはホイップ加減も絶妙で、最後までイチゴがクリームでベチャッとしてしまうこともありません。そんなところにも、フルーツパーラーならではのイチゴをおいしく食べる工夫が感じられます。

春の花が咲いたような「いちごサンド」

断面も鮮やかな「いちごサンド」1980円

もうひとつのホソカワの人気メニューはフルーツサンド。なかでも、この時期は国産イチゴを12個も挟んだ「いちごサンド」をぜひ。パフェと同じく甘さ控えめの生クリームにイチゴがゴロゴロ。パンの塩気が味のアクセントになっています。 また、パンを台形にカットするのもユニークな点。半分くらいはフルーツというボリュームたっぷりのサンドイッチですが、この形だとフルーツがこぼれ落ちずキレイに食べることができるんです。

イチゴが味のまとめ役をするミルフィーユ

「苺ゴロゴロなが～いミルフィーユ」1188円

なが～いミルフィーユにはカスタードクリームをサンドし、生クリームとピスタチオのアイスクリームをオン。イチゴは3種のどのクリームにもよく合います。こちらは、最近人気がじわりと上がってきているメニューだそうですよ。

イチゴのシーズンは、例年ゴールデンウィークの前後まで。詳しくは公式サイトで確認してくださいね。また、タルトやフルーツサンドはテイクアウトもできます。ホソカワは下鴨神社からも歩いて10分ほどの距離。カフェタイムに立ち寄ってイチゴをたっぷり味わってみませんか？