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2024.10.29
大阪市立東洋陶磁美術館「café KITONARI」のグランドメニューがリニューアル。特別展コラボメニューも期間限定で登場
2024年4月のリニューアルオープン以来、大阪市立東洋陶磁美術館の収蔵品をモチーフにしたドリンクやスイーツをはじめとしたユニークなメニューと、大阪市中央公会堂の目の前という中之島随一の絶景ロケーションが人気の「café KITONARI(カフェ キトナリ)」。 2024年10月19日からグランドメニューを一新するとともに、同日から開催される、大阪市・上海市友好都市提携50周年記念 特別展「中国陶磁・至宝の競艶ー上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」とコラボレーションした限定メニューも、特別展開催期間中(2024年10月19日〜2025年3月30日)提供しています。
日本を代表する陶磁器専門美術館「大阪市立東洋陶磁美術館」
写真:岡本公二
「大阪市立東洋陶磁美術館」は1982年、住友グループより世界的に有名な「安宅コレクション」を寄贈されたことを記念して、大阪市が設立した美術館です。 2024年春にリニューアルオープンし、エントランスホール、自然採光展示ケース、回転式展示台、免震展示台、「紫」励起LED照明など展示設備をはじめ、ロゴ、サイン、体験プログラムを一新しました。
写真:岡本公二
「安宅コレクション」の中国・韓国陶磁を中心に、「李秉昌(イ・ビョンチャン)コレクション」の韓国陶磁や濱田庄司作品などの寄贈、日本陶磁の収集などにより、2件の国宝と13件の重要文化財を含む東洋陶磁のコレクションは、世界第一級の質と量を誇っています。
「【2024年4月】関西ニューオープン8選」の記事はこちら
陶磁器の美術館の「トナリ」にあるカフェ「café KITONARI(カフェ キトナリ)」
店名の「KITONARI(キトナリ)」とは、陶磁器(トウジ「キ」)の美術館の「トナリ」にあるカフェ、という意味の造語。「トナリ」にあるから見つけやすく、「キ」ガルに入れるカフェでもあります。 このカフェで作品への想いを深めたり、美術館併設のカフェとは知らずに入ったのをきっかけに陶磁器のおもしろさに目覚めたりという、ポータルの役割を果たしたいという思いがこめられています。 収蔵品をモチーフにしたドリンクやスイーツをはじめ、デイリーに利用できる飲食メニューを取り揃えています。
食事メニューを中心に、グランドメニューをリニューアル
「café KITONARI」では、美術館観覧やカフェ巡りの方だけでなく、周辺のオフィスワーカーの方も、もっと気軽に利用できるよう、パスタ2種やカレーなどのメニューを2024年10月19日より提供。人気のサンドもさらに2種加わり、計4種類でランチタイムを彩ります。
■写真手前「生ハムとカルボナーラ(パスタ)」 生ハムのアクセントが光る、オリーブオイルを効かせた深い味わいのカルボナーラです。 ■写真右「スパイシーキーマカレー」 スパイシーなキーマカレーの上に、生卵と糸唐辛子をトッピングしました。 ■写真奥「エビアボカド(サンド)」 ワカモレとボイルしたエビを、ほのかな甘みのあるふわふわのバンズでサンドしました。 そのほかに、チーズとほぐし肉が絡むボリューム感たっぷりの「ブルドポーク(ホットサンド)」や、さっぱりとした和の味わいの「明太子バター(パスタ)」、中之島バラ園にちなんだ「ローズスカッシュ」、バニラアイスにエスプレッソを掛けた「アフォガード」なども新発売します。
上海の香りを感じる、特別展コラボメニューもおすすめ
2024年は大阪市と上海市の友好都市提携50周年にあたり、これを記念して大阪市立東洋陶磁美術館では上海博物館との主催による特別展「中国陶磁・至宝の競艶―上海博物館×大阪市立東洋陶磁美術館」を、2024年10月19日〜2025年3月30日まで開催しています。 上海博物館は中国を代表する博物館のひとつで、青銅器、陶磁器、絵画、書、彫刻、玉器、貨幣など中国文物の宝庫です。なかでも陶磁器コレクションはその白眉であり、今回は日本初公開作品22件(うち海外初公開19件)を含む計50件の中国陶磁の名品が出品されます。
特別展の詳細はこちら
「café KITONARI」では展覧会にちなんで、特別展期間中、上海博物館所蔵品をモチーフにしたクッキーなどの限定デザートを販売します。 ■写真左「三彩貼花宝相華文(さんさいちょうか ほうそうげもん)」 三彩の色合いを杏仁豆腐、マンゴー、マンゴーソース、キウイソースで表現しました。弾力のある食感の杏仁豆腐には、大粒のマンゴー、マンゴーソースをトッピング。ほどよい酸味のキウイソースは別添えにし、お客さん自身で杏仁豆腐にかけていただきます。見た目で楽しい、食べておいしい自慢の一品です。 ■写真右「飛青磁(とびせいじ)フィナンシェ」 飛青磁花生をモチーフにしたフィナンシェです。美しい緑を抹茶で、黒の斑点をチョコレートで表現しました。一口食べると抹茶の濃厚な風味が口に広がります。 ■写真中央奥「濃厚芒果(マンゴー)ジュース」 濃厚なマンゴージュースに、冷凍したマンゴーを贅沢にトッピング。冷凍マンゴーが溶けることにより濃厚さがUP。溶けても美味しいマンゴージュースが出来上がりました。
■「陶片(とうへん)クッキー」 割れた陶器の形のクッキーに、一枚一枚手作業で模様を描きつけた人気のアイシングクッキー。 特別展期間中は、大阪市立東洋陶磁美術館所蔵の「飛青磁花生(とびせいじはないけ)」と、上海博物館所蔵の「琺瑯彩墨竹図碗(ほうろうさいぼくちくずわん)」の2種をモチーフにしています。
* * * 詳細は、公式サイトをご覧ください。 芸術の秋と食欲の秋の両方を満たす、秋の大阪市立東洋陶磁美術館と「café KITONARI」で、癒しのひとときを過ごしてくださいね。
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