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2025.05.05
カフェスペースが誕生♪リニューアルオープンした「ヴィヨン 桜新町本店」でバウムクーヘンを食べ比べ
サザエさんの原作者・長谷川町子さんが住んでいた町として知られる桜新町。八重桜の並木が続くにぎやかな駅前の大通りにひっそりと佇む「ヴィヨン 桜新町本店」が2024年11月にリニューアルオープン。店内に併設するカフェスペースでは、バウムクーヘンや生菓子が楽しむことができます。お店自慢のバウムクーヘンの食べ比べもできますよ。

1965年創業の桜新町本店がリニューアルオープン

ブラックのテントが目印
東急田園都市線・桜新町駅から徒歩1分。駅の改札を出て地上への階段を上がった駅前の大通り沿いに「ヴィヨン 桜新町本店」があります。1965年創業以来、長く地元の方に愛されてきた桜新町本店は2024年11月末に一時改装を経てリニューアルオープン。 クリームカラーの外観だったのがロゴマークのデザインはそのままに、ブラックのテントを取り入れ全体的にシックな雰囲気に生まれ変わりました。

席の間隔やショーケースの前にゆとりを設けることで、イートインする方もテイクアウトする訪問客も過ごしやすいような空間になっている
店内はグレーを基調としたシンプルでスタイリッシュな空間が広がっています。リニューアル後は、バウムクーヘンの味を楽しんでもらいたい想いでテーブルや椅子を設置。カフェスペースでバウムクーヘンや生菓子を楽しむことができます。 入口は一面ガラス張りになっており、桜や新緑の時期など四季を感じながらカフェタイムを過ごすことができますよ。

4テーブル8席のカフェスペースを新たに設置

二子玉川の工房で作る手作りのバウムクーヘン

ショーケース内には販売するバウムクーヘンのサンプルが並ぶ
入口を入ると目に飛び込んでくるのはショーケース内のバウムクーヘン。ヴィヨンのバウムクーヘンは創業以来、ドイツ伝統の製法を守りながら素朴な手作りの良さにこだわり、二子玉川にある工房で職人が一層一層の焼き具合を手と目で確かめながら丹念に焼き重ねて作られています。 定番商品は、木の年輪のような形状が特徴のバウムクーヘン。「プレーン」、「特選」、「アールグレイ」、「季節限定」があり、切り分けも二子玉川の工房で行っています。

つぼ型バウムクーヘン「ヴィヨネット」小(2801円)、大(3901円)ともに店頭で購入できる
花器の形に焼き上げた「ヴィヨネット」は、「木苺」、「洋梨」、「青りんご」の3種類あり、バウムクーヘンの中にフルーツゼリーが入っているヴィヨンを代表する商品です。サイズは大と小があり、小サイズは結婚式の引き出物で100個近く購入されることもあったのだそう。

ギフトBOXはヴィヨンを象徴するグリーンで統一されており好きな組み合わせの商品を入れて購入できる
壁面の棚にはカットクーヘンや焼き菓子など、ギフトにぴったりな商品を販売しています。小袋タイプで食べやすいカットクーヘンは「プレーン」、「メープル」、「特選」、のほか「季節限定」が2種類があり、それぞれ1枚から購入可能。 特にヴィヨンのロゴが入った「特選」は、ゴールドアーモンドペーストとマダガスカル産のバニラビーンズを使用。4種類の砂糖をブレンドしているので、芳酵な香りと深い味わいです。季節限定のバウムクーヘンは春はいちご。その時季にしか味わえない期間限定のバウムクーヘンもあり、訪れる度に新しい味に出合うことができます。

左から「カットクーヘン・特選」(361円)、「カットクーヘン・プレーン」(331円)、「カットクーヘン・メープル」(331円)

桜新町本店限定!サザエさんのバウムクーヘン

左:「サザエさんカットクーヘン(プレーン)」(341円)、右:「サザエさん小丸・プレーン」(661円)※桜新町本店頭でのみ販売
漫画やテレビアニメで人気の「サザエさん」の町で知られている桜新町。桜新町本店では、桜新町を盛り上げようと創業のオーナー時代から長年愛され続けているサザエさんの刻印が施されているバウムクーヘンを販売しています。 ラインナップは、「サザエさんカットクーヘン」、中央にサザエさんシールがついている「サザエさん小丸」、木の年輪型の「サザエさんバウムクーヘン」(2301円)の3種類があり、味はそれぞれプレーンのみ。木の年輪型の「サザエさんバウムクーヘン」には、中央にサザエさんのイラストが入ったチョコプレートがのっています。 サザエさんカットクーヘンのみが入っている詰め合わせも販売中。桜新町に訪れた際は、お手土産にサザエさんシリーズのバウムクーヘンを購入してみてはいかが。

サザエさんカットクーヘンは個包装タイプになっているのでちょっとしたお裾分けにおすすめ

3種類のバウムクーヘンを食べ比べできる

「バウムクーヘン食べ比べ」(1100円)ドリンクセット(+330円)
改装後は、新しく設置されたカフェスペースでヴィヨン自慢のバウムクーヘンをその場で楽しむことができます。「バウムクーヘン食べ比べ」は王道の「プレーン」とこだわりの「特選」、さらに「季節のバウムクーヘン」3枚を食べ比べできるデザートメニュー。 バウムクーヘンの原材料は、厳選した国産卵、バウムクーヘンの魅力を一番しっかり引き出してくれるカルピス発酵バターを使用。水を飲まなくても食べられるしっとりした生地が特徴です。食べ比べして気にいった味があったら店頭で購入することもできますよ。

「バウムクーヘンケーキセット」(1045円)ドリンクセット(+330円)
「バウムクーヘンケーキセット」は、ヴィヨンのバウムクーヘンに苺のゼリーとムースを流し、カスタードのムースを合わせたケーキ風バウムクーヘン。ホイップクリームにちょこんと苺がのっていて見た目もかわいらしいですね。底にはフィアンティーヌが入っており、サクサクの食感も楽しめます。

甘酸っぱいいちごの味とヴィヨンのバウムクーヘンをケーキのように味わえるデザート

テイクアウトもできる生菓子

ショーケースに10種類以上並ぶ生菓子はお店のオープン時間に合わせてパティシエが作っている
桜新町本店では、ショーケースに並んでいる生菓子もイートインで楽しむことができます。特に人気なのが、カスタードクリームと生クリームが2層になっている「シュークリーム」。お店ならではのバタークリームを使用している「モカロール」のファンも多いそう。

左上:「サバラン」(521円)、左下:「シュークリーム」(391円)、右:「モカロール」(681円)
バウムクーヘンや生菓子と一緒に楽しめるコーヒーや紅茶などのドリンクは、テイクアウトもできます。桜新町には「長谷川町子美術館」や、良縁祈願としても有名なパワースポット「桜神宮」などもあるので観光やショッピングの合間にヴィヨンのバウムクーヘンを食べに訪れてみてくださいね。
ヴィヨン 二子玉川工房の記事はこちら

ヴィヨン桜新町本店
ヴィヨンサクラシンマチホンテン
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撮影:南森エレナ
Writer
スイーツコンシェルジュ 南森エレナ

テレビ局や大手旅行会社などの勤務を経て雑誌やwebで執筆するライター。カフェめぐりと旅行が趣味
【連載】東京カフェ・スイーツニュース

日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ南森エレナさんがいま気になる東京のカフェ・スイーツをご紹介。心躍る見た目はもちろん、味もお墨付きのキュートなスイーツをめしあがれ♪
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