商売繁盛を願う「伏見稲荷大社」の初詣は、西日本一の賑わいです。

商売繁盛の神として厚い崇敬を集める「伏見稲荷大社」は、711（和銅4）年、稲荷山に農業神を祀ったことに始まると伝えられています。 五穀豊穣の願いから社名の「稲荷（いなり）」は「稲成り（いねなり）」にちなむとされ、中世以降、商工業が盛んになると商売繁盛の神として広く信仰されるようになりました。 全国に約3万社を数える“商売繁盛のお稲荷さん”の総本宮として、初詣の参拝者は三が日で約280万人を数え、西日本で一番の賑わいを見せます。 ○伏見稲荷大社（ふしみいなりたいしゃ） [所]京都府京都市伏見区深草藪之内町 [TEL]075-641-7331 [授与所時間] ・12/31　7:00～1/4　19:00　（終夜参拝・授与とも可能）　 [HP] http://inari.jp/

無病息災を願ってクルクル♪ 「八坂神社」をけら詣り

社伝によると656（斉明天皇2）年に創建されたと伝えられる「八坂神社」は、古くから厄除け・疫除けの神として信仰され、毎年夏に疫病退散を願う祇園祭を執り行っています。 毎年、大晦日から元旦にかけて「をけら詣り」が行われ、多くの参拝者で境内は賑わいます。「をけら（朮）」とは多年草のキク科の植物で、その根茎を干したものを焼くと少し刺激的な香りがすることから、「をけら」を燃やした「をけら火」は厄除けの神火とされてきました。 大晦日の19時から行われる除夜祭が終わると、境内に「をけら火」が焚かれ、人びとは吉兆縄に火を移して消さないように縄をクルクルと回しながら家に持ち帰り、神前の灯明や正月の雑煮を炊く火種に用いて、新年の無病息災が願う習わしです。（火縄授与は31日20時～元旦5時まで） ○八坂神社（やさかじんじゃ） [所]京都府京都市東山区祇園町北側625 [TEL]075-561-6155 [授与所時間] ・12/31　9:00～1/1　22:00頃まで（参拝自由） ・1/2　9:00～21:00頃まで（参拝自由） ・1/2　9:00～21:00頃まで（参拝自由） [HP] http://www.yasaka-jinja.or.jp/

受験生がズラリと列を成す、学問の神様「北野天満宮」

祭神として菅原道真公を祀り、学問の神様として厚い信仰を集める「北野天満宮」は、受験生を中心に学問成就を願う人びとで初詣は大賑わいとなり、三が日で約50万人が参拝に訪れます。 絵馬掛所にズラリと掛けられた絵馬には、“○○高校に行けますように”や“絶対△△大学合格！”など、学問の神様への神頼みとともに、自らの決意を固めるような力強い絵馬が多く見られます。 また、祭神・菅原道真公は書道の神様としても信仰が厚く、正月2日午前9時より本殿にて「筆始祭」が執り行われ、境内の絵馬所では書道の上達を祈願して老若男女を問わず多くの参拝者によって「神前書初め（天満書）」（2日～4日・各日午前10時～午後4時）が行われ、子供の手を取りながら親子で書き初めを行う正月らしい風景も見ることができます。 ○北野天満宮（きたのてんまんぐう） [所]京都府京都市上京区馬喰町 [TEL]075-461-0005 [授与所時間] ・12/31　6:00～1/1　21:00頃まで（参拝は～22:00） ・1/2　6:00～20:00頃まで（参拝は～21:00） ・1/3　6:00～19:00頃まで（参拝は～20:00） [HP] http://kitanotenmangu.or.jp/

新年の干支“午（馬）”ゆかりの「上賀茂神社」へ初詣

多くの神社が建つ京都では、毎年、その年の干支にゆかりのある神社が初詣の人気スポットとして大賑わいとなります。2014年の干支は“午”ということで、“馬”にゆかりの深い上賀茂神社と藤森神社をご紹介しましょう。 京都屈指の歴史を誇る古社「上賀茂神社」は、毎年5月に執り行われる葵祭の祭事のひとつ「競馬会神事（5月5日）」をはじめとして馬と関わりが深い神事が多く、1月7日には年の初めに白馬を見て一年の邪気を祓う宮中の儀式を神事化した「白馬奏覧（はくばそうらん）神事」（10時～）が行われ、境内に神馬が曳かれて大豆を与える儀式が行われます。 社務所では、愛らしい木彫りの「お馬みくじ」（トップ画像）が並んでいますので、干支ゆかりの“馬”のおみくじで新年の運勢を占ってみるのもオススメです。 ○上賀茂神社（かみがもじんじゃ） [所]京都府京都市北区上賀茂本山339 [TEL]075-781-0011 [授与所時間] ・12/31　8:00～18:00頃まで（参拝は5:00～） ・1/1　0:00～17:00頃まで ・1/2　8:00～17:00頃まで（参拝は5:00～） ・1/3　8:00～17:00頃まで（参拝は5:00～） [HP] http://www.kamigamojinja.jp

新年が“ウマ”くいくことを願って、馬と勝運の神「藤森神社」へ

京都の南、深草に鎮座する「藤森神社」は、今から約1800年前、神功皇后が軍旗や武具を当地に納めて神を祀ったことに始まると伝えられています。菖蒲の節句発祥の神社としても知られ、毎年5月5日には「駈馬（かけうま）神事」が行われ、馬場を疾走する馬上で妙技を披露されます。 古来、勝ち運と馬の神社として崇められ、現在では騎手など競馬関係者の参拝も多い神社でもあり、境内には神馬の銅像が立てられています。 ○藤森神社（ふじのもりじんじゃ） [所]京都府京都市伏見区深草鳥居崎町609 [TEL]075-641-1045 [授与所時間] ・12/31　9:00～16:00頃まで（参拝自由） ・1/1　0:00～18:00頃まで（参拝自由） ・1/2　9:00～18:00頃まで（参拝自由） ・1/3　9:00～18:00頃まで（参拝自由） [HP] http://www.fujinomorijinjya.or.jp