42
2014.01.16
丁寧な仕事でつくられる、レトロなお年玉袋が人気♪「銀座 平つか」
「銀座 平つか」は、1914(大正3)年創業の老舗雑貨店です。お店の看板商品である木版刷りのご祝儀袋やお年玉袋は、手づくり感あふれる温かみのあるデザイン。発売以来ずっ~と愛され続けています。
78歳の平塚さんがお店で迎えてくれます
銀座駅または新橋駅から、徒歩約6分。中央通りから一本入った、金春通りにあります。お隣のビルは、有名な寿司屋「銀座 久兵衛」という、銀座でも屈指の超一流飲食店が並ぶ通りで、ちょっとドキドキします。 そんな立地にありながら、肩肘張らない古き良き日本を感じさせてくれるお店が「銀座 平つか」です。 迎えてくれるのは、今年78歳を迎えた平塚彦太郎さん。開店時は、ほとんどいつもおひとりで店番をしていらっしゃいます。 お店に入るなり、お客さんから「お年玉袋はどんなものがある?」と聞かれたり、品の良いマダムに「ここが、平つかさんなのね! 来てみたかったのよ~」と、話かけられるなど、平塚さんの存在がお店の温かい雰囲気をつくり出しています。
紙製品はひとつひとつ木版で絵柄を刷っています
お店の人気商品は、戦後の1949(昭和24)年から販売されている、木版で絵柄が刷られたご祝儀袋やお年玉袋です。デザインは発売当初に考案したものを使っているため、とってもレトロ。それが今見ると新しく、温かみを感じます。 商品は、すべて手づくりです。昔からお付き合いのある職人に頼み、手すき和紙を1枚1枚包丁で裁断し、木版で絵柄を刷ってもらっています。しかも木版で色をつける場合、3色の場合は3つ、4色の場合は4つの木版を使って刷っていくこだわりようです。 写真はご祝儀袋の「タトウ 紅枠松」(3枚入り)1208円と木版。ちなみにメインカットの商品は、若い人から高齢の方まで人気がある「ぽち袋」(3枚入り)各504円です。 ほかに木版で刷った商品として、便箋、や手の平サイズのカレンダーなどもあります。
創業当初からの定番商品は、釘を使わない江戸指物です
創業した大正時代から扱っている定番商品の江戸指物や和家具です。こちらもオリジナル商品で、素材やイメージを伝え、職人に頼んでつくってもらっています。「立て鏡」3万8850円や「電気スタンド」3万円など、どれも1点ものばかりです。 丁寧な仕事でつくられる、本物の上質なものだけが、ここには揃っています。銀座を訪れたら、手に取って良さを実感してみて。
銀座 平つか
ぎんざ ひらつか
※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
※画像・文章の無断転載、改変などはご遠慮ください。
上浦未来
の人気記事