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2014.02.13
箱根の「陶びら」でゆっくりじっくり陶芸体験
※こちらの記事は、2014年2月13日に公開されたものです。 2013年8月に箱根強羅公園内に貸切陶芸工房がオープンしました。 その名は「陶びら」(とびら)。静かな離れで本格的な陶芸体験ができる工房です。 大人が落ち着いた空間でじっくり作陶できると聞いて、体験しに行ってきました。
自然豊かな強羅公園の中に佇むヴィラへ

四季折々の草花や木々が彩る強羅公園の入口で、担当してもらう専属陶芸作家の先生に出迎えていただき、園内を少し散策してから工房へ。 「陶びら」は強羅公園の片隅の静かなエリアに建っています。“とびら=TO VILLA”の名前の通り、建物はヴィラ(一戸建ての離れ)になっています。 中に入ったら陶芸体験用の部屋へ。季節のお茶とお菓子をいただきながら、何を作ろうかまずは先生といろいろ相談をしていきます。

種類豊富な土や釉薬を選んでいきます

陶びらでは、全国から厳選した5種類の粘土と12種類の釉薬が用意されていて、電動ろくろと手びねりの2つの作陶方法から好きなほうを選ぶことができます。 5種類の土は、信楽大物土、備前土、信楽赤土、半磁器、御影黒土があり、白かったり赤かったりそれぞれ個性があります。全国の土がこんなに集まっているのは珍しいのだそう。 土の色は釉薬の色にも影響してくるので、先生とじっくり相談するのがおすすめです。 また釉薬は透明なものから赤、青、黄、緑、黒などさまざまな色味が揃っていて、定番12色に加えて季節限定の色味などもあります。 紅葉の時期にはその季節が表現できる赤い色味を、冬になればその季節をイメージした色を・・・というように、シーズンごとの楽しみもあるので、一度のみならず何度か訪れるのも面白そうですね。

作務衣を着て作品づくりスタートです

作るものが決まったら、陶びらオリジナルの作務衣を羽織ります。服が汚れず安心で、しかも作家気分もぐーんと盛り上がります♪ 今回は電動ろくろでビアカップを作ることにしました。初めて扱う電動ろくろでも、先生にしっかりサポートしてもらえるので大きな失敗をすることなく、自分のイメージに合ったものを自分のペースで作っていくことができます。 じっくりこだわって1作品を作るのもいいですし、時間内であれば、いくつか作ってもいいそうです。
電動ろくろは難しいけどおもしろい♪

電動ろくろはあっという間に粘土を成形していけるのですが、それゆえ繊細な調整が初心者には難しくもあります。 器の厚みは「キツネの手」と言われる手の形でそっと、水を加えながら整えていきます。 少しの力を加えるだけで、あっという間に粘土がくにゃりと曲がってしまうので、うっかり指を回転する粘土にぶつけたり、力を入れすぎないように、慎重に作業していきましょう。 ひんやり滑らかな粘土を成形していくのは楽しいですよ。

世界にひとつだけのオリジナル作品ができあがります

作陶が終わったら、作品が届くスケジュールなどの説明を伺い、すべての体験が終了となります。 希望すればそのまま強羅公園へ行くこともできるので、園内のカフェでお茶をしてから帰るのもいいですね。 作品は工房の先生方の手で釉薬が塗られ、窯で焼かれてから約2ヵ月後に自宅に届きます。 今回作ったビアカップは追加オプションで金や銀の縁取りを加えました。釉薬の塗り方や、オプションなどもリクエストできるので、せっかくなら自分だけのこだわりをしっかり盛り込みたいですね。 陶芸作業はいつの間にか没頭し、ぐぐっと集中することができるので、気がつくと日常を忘れてスッキリ気分転換することができます。 日々のお仕事でお疲れ気味・・・という時にもおすすめです。 プチ旅行も兼ねて、陶芸作家になりに箱根へお出かけしてみませんか?

陶びら
とびら
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