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2015.01.26
名古屋の老舗「御菓子所 山中」の和菓子職人が作る、抹茶が濃厚な生チョコレート
※こちらの記事は2015年1月26日に公開されたものです 抹茶の生チョコレート「まっちゃちょこ」は、名古屋の老舗和菓子店「御菓子所 山中」の人気商品。和菓子職人ならではの繊細な感性と厳選された素材により、ここでしか出会えない味わいに仕上がっています。
和洋のお菓子で愛されてきた、創業82年の老舗店
地下鉄鶴舞線いりなか駅から、閑静な住宅街を通り抜けて歩くこと約15分。目立った看板はなく、柿渋色に「○」の暖簾と「山中」と書かれた小さな表札だけが目印です。 昭和8年に遠山さんの祖父が始めた和菓子店「御菓子所 山中」。洋菓子職人として新たな「山中」を作り上げた亡き兄に代わって三代目を受け継いだ遠山さんは、店舗を金山から檀渓通に移転。「薯蕷(じょうよ)」や「きんとん」「わらびもち」などの和の生菓子と「まっちゃちょこ」を中心とする現在のスタイルを作り出しました。 店内にはお品書きがなく、「薯蕷」と「きんとん」は予約販売のみ。その理由を遠山さんは「お客様の用途や合わせるお茶によって、オーダーメイドの味を提供したいからです」と、話します。商品を作る際には、酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の五味に、淡味を加えた「六味」を意識して、味を組み立てているそう。どの和菓子も、日本料理にも通じる繊細な味わいが特長です。 店主と話に花を咲かせる常連客のために、店の端には休憩スペースが設けられています。
西尾の高級抹茶を使用した「まっちゃちょこ」
「まっちゃちょこ 濃い茶 改」(3240円140g)は、「御菓子所 山中」の看板商品のひとつ。デザイン事務所や広告代理店を経て、27年前に和菓子職人になった店主と、洋菓子職人だった兄の感性を合わせて作られた、和洋折衷の生チョコレートです。 「お抹茶を楽しんでいただける御菓子をつくりたい」との想いから、使用する抹茶はとことん吟味。西尾にある老舗抹茶メーカー「葵製茶」から色・味・香りの良い高級な茶葉を仕入れ、ブレンドせずに一種類のみで使用しています。ベースになるホワイトチョコレートはメーカーと試行錯誤しながら開発。抹茶の風味を最大限に生かすため、香料を使わず、甘さ控えめに仕上げてあります。 そんな店主のこだわりや想いがたっぷり詰まった「まっちゃちょこ 濃い味」を一口頬張ると、口いっぱいに濃厚な抹茶の香りが広がります。ホワイトチョコレートのまろやかな味わいと隠し味に入っているキルシュの香りが、後味として抹茶の風味を引き立てます。落ち着いた空間で、変化する味わいを楽しみながら、一口ずつ大切にいただきたい逸品です。
「まっちゃちょこ」の楽しみ方はいろいろ
そのままの「まっちゃちょこ」を味わったあとは、店主おすすめのオリーブオイルがけにも挑戦してみてください。フルーティーな味わいのダウロ「Extra Virgin Olive Oil」(1本3780円)は「まっちゃちょこ」と相性が抜群です。 また、ウイスキーを数滴たらしてみたり、クラッカーに乗せてワインとともに楽しむ人もいるそう。味わい方の幅広さは、和洋折衷ならでは。いろいろ試してみてくださいね。 シンプルな「まっちゃちょこ」のほかに、キルシュで煮込んだ黒豆が入った「まっちゃちょこ丹波黒豆」(3024円)や、深煎り国産くるみとシングルモルトウイスキーを煉りこんだ「まっちゃちょこ 和胡桃」(3024円)もあり、組み合わせをさらに楽しむことができます。 甘さ控えめで、お酒にも合う「まっちゃちょこ」。バレンタインはもちろん、手みやげなどとしても喜ばれそうです。
御菓子所 山中
おかしどころ やまなか
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村田明音
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