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2018.01.06
自然派カフェからこだわりビールまで。岐阜で立ち寄りたいとっておきスポット4選
日本の原風景が広がる白川郷や、古い町並みの飛騨高山、日本三名泉にも選ばれた下呂温泉など、広大な自然と歴史を感じる風景を楽しめる岐阜県。 そんな岐阜の魅力に惹かれて、最近では移り住む人が増え、新しいお店やゲストハウスがオープンしています。 今回は、岐阜の魅力を伝えるローカルメディア「おへマガ」編集部が、岐阜に移住した人たちが営むお店やゲストハウスを4つご紹介します。
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江戸時代の趣が残る郡上八幡の名水でつくるクラフトビール「郡上八幡麦酒こぼこぼ」
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エントランスから細長い路地を抜けた奥には、水音が響く中庭も
岐阜県のほぼ真ん中にある「郡上八幡(ぐじょうはちまん)」。城下町として栄えた町には、今も風情ある町家が立ち並び、どこか懐かしい光景が広がっています。 長良川鉄道郡上八幡駅から徒歩15分。 歴史ある建物を改修した「町家玄麟(まちやげんりん)」の一角に、日本最“小”級のビール工房「こぼこぼ」はあります。 こぼこぼでは、地下の工房で15種類ほどのクラフトビールを醸造。飲みごろの6種類が1階のサーバーにつながっていて、熟成樽から注がれる新鮮なビールが味わえます。
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こだわりの自家製こぼこぼエールの数々。テイクアウトも可
オーナーの松本さんは、東京や岡山でサラリーマンをしていた20年前から趣味でビールづくりをスタート。3.11の震災を機に人に喜ばれる仕事がしたいと思うようになり、クラフトビール工房をオープンすることを決意。ビールの味の決め手となる「水」が良い場所を探し、全国を巡ってたどり着いたのがここ郡上八幡でした。 実は郡上八幡、日本百名水の第1号に選ばれた名水スポットがある“水のまち”。 いたる所できれいな水が湧き出ていて、家庭や町にある「水舟」という木の水槽は、一番上は野菜を洗ったり冷やしたり、次の段は食器洗いに使い、米粒などは鯉が泳ぐ水路へと流れエサになるんだとか。昔ながらのエコな仕組みが、今も日常に残っています。 こうした水を大切にする暮らしや、移住者を快く受け入れてくれる地域の人たちの人柄にも惹かれたといいます。
マイルドでトロピカルなクリームエール、麦の香りとホップの苦味のバランスが絶妙なブラウンエールなど、ライトなものから長期熟成ものまで様々なタイプを飲み比べるのも楽しそう。 「そこでしか飲めないものを求めて、地域を訪れるビール旅もおもしろいと思いませんか?」と松本さんは話してくれました。
郡上八幡麦酒 こぼこぼ
グジョウハチマンビール コボコボ
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シルクスクリーン発祥の郡上で“マイ手ぬぐい”作り体験を。「Takara Gallery Workroom」
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こぼこぼを後にして、歴史ある町並みを散策すること5分。郡上発祥のシルクスクリーン印刷で、マイ手ぬぐい作りプリント体験ができる「Takara Gallery Workroom(タカラギャラリーワークルーム)」に到着。 趣ある外観とは一転、店内にはカラフルでポップな手ぬぐいや風呂敷などの商品がずらり。体験で選べる柄は季節ごとにどんどん変わり、定番の郡上踊りや下駄のほか、雪やおせちなど、北欧風や和柄風など様々な雰囲気で作ることができます。
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5色の生地、約30種類の柄、約20色の組み合わせは無限大。トートバッグプリント体験もあります
オーナーの上村真帆さんは、結婚後2012年にご主人の実家がある郡上に移り住みました。 移り住む前は、田舎は仕事の幅が少ない、きっと若い人はいないなどのマイナスイメージがあり、とても不安だったといいます。 起業の原動力になったのは「田舎で楽しく生きていくために、自分の居場所をつくろう」という思いから。ご主人の実家がシルクスクリーン印刷の工場を営んでいたこともあり、地場産業のシルクスクリーン印刷と郡上踊りで使われる手ぬぐいをかけ合わせた体験のアイデアが浮かんだそう。 今では、郡上おどりの時期には毎日予約でいっぱいになるほど、新たな郡上の魅力となっています。
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柄と色を選んで、配置を決めてプリント。自分だけのマイ手ぬぐいが完成
今年の夏はマイ手ぬぐいを持って、夏の郡上踊りに訪れてみるのも良いですね。
Takara Gallery workroom
タカラギャラリーワークルーム
郡上から車で1時間半ほど、周りを山々に囲まれた栗の里、恵那・中津川エリアへ。 豊かな自然が育む食材を通じて、土地の魅力を伝える2組のカフェオーナーを訪ねました。
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誰もが楽しく囲める料理を。畑の中の食堂「yama5ya」
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恵那駅から車で約15分ほど。田園風景が広がる小高い坂の先に、畑の中の食堂「yama5ya(やまごや)」はあります。 ログハウスと三角屋根の白いお家は、まるで絵本から飛び出したかのよう。心をときめかせながらドアを開けると、薪ストーブ、レトロな小物、あたたかな灯り。心地よい空間が広がります。 お店でいただけるのは、お肉や魚は使わない野菜料理。冬の季節は、バターナッツ、大根や里芋などの根菜をメインに、色鮮やかな品々がお皿を彩ります。
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約20種類の野菜を使った人気のワンプレートランチ(1500円)ミニデザート&コーヒーまたは紅茶付
お店を営むのは、大阪出身の山下俊治さんと栃木出身の知穂さん夫婦。旅が好きで、世界各国や日本を旅する中でいろいろな食習慣の人と出会い「ベジな人もそうじゃない人も、同じテーブルを一緒にたのしく囲めるような料理と場をつくりたい」と考えるように。縁もゆかりもない恵那でしたが、はじめて訪れた時その空気感と美しい自然に魅力を感じ“ピンときた”といいます。
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気取らずごはんを食べられる場所を心がけていると話す山下夫妻
店前に広がる畑を通じて地元の方と会話が広がることも多いそう。山々を眺めながら、心が豊かになる時間を過ごしてみてください。
畑の中の食堂 yama5ya
ハタケノナカノショクドウ ヤマゴヤ
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なにもしないを過ごす。宿泊できるカフェ「hico.a Cafe」
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便利から少し離れ、できる限りの手作りと季節感を大切にしているというお2人
中津川市街から車を走らせ30分。山奥にひっそりと佇む「hico.a Cafe」は、1日1組限定の宿を併設した隠れ家的カフェ。富山出身で東京から移住した本元(ほんもと)さん夫婦が、もとは別荘だった建物をコツコツ手直したお店です。 ご主人がつくる本格デリは旬の地元野菜がたっぷりで、魚も粕漬けや燻製などの保存食にしてから提供。もっちり食感が人気の自家製小麦酵母ベーグルは、奥さまがで手ごねでひとつひとつ丁寧に焼いています。
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中津川産野菜がたっぷりのデリ盛り合わせ。本元さんセレクトの自然派ワインとどうぞ
「お金を払えばなんでも手に入る便利なところにいたので、不安になった時期ももちろんありました」と話す本元さん。移住当初の1ヶ月は電気も水道もガスも開通しておらず、夜は暗くなったら寝る生活。一度無くしてみたらこそ、その貴重さに気づいたそう。 お店が休みの日は、仕込みや薪割り、植物の世話、裏山の開拓などあっという間に過ぎていくそうですが、四季の移ろいを肌で感じ、自然と正面から向き合いながら自分たちで暮らしをつくっていく日々は、東京の暮らしとは時間の流れ方が全く違うといいます。
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宿は、丸一日を体験できるようにと15時チェックイン、翌15時チェックアウト。読書をしたり、散歩したり、コーヒーを飲んだり。自然の中でただゆっくり、何もしない時間を過ごすのも贅沢かもしれませんね。
hico.a Cafe
ヒコ ア カフェ
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【イベント紹介】岐阜のランチ食材を食べながら、岐阜とつながる
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そんな岐阜の今を知るイベントが、1月13日(土)に大阪で開催されます。「岐阜の暮らしを知る50のキーワード」をテーマに、岐阜の魅力を探っていこうというもの。岐阜に興味がある、なんだか岐阜って面白そうだなぁという方は、ぜひ参加してみてくださいね。お申し込みは、「ふふふぎふ」にてどうぞ。
イベント詳細はコチラ
ポータルサイト「ふふふぎふ」では、岐阜に移住して新しい暮らしをはじめた人のストーリーや、1泊2日で岐阜を訪れてみる体験ツアーなども紹介してます。
体験ツアーはコチラ
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