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2019.02.04
小さな工房で作られた、定番にしたい帆布バッグ「CANO」
シンプルでありながら、品のよさと扱いやすさを併せ持つバッグブランド「CANO(カノ)」。デザイナーの高橋奈央さんが手がけるアイテムは、モノ選びに敏感な大人から「しっくりくる」と評判。横浜にあるアトリエで、毎月行われる「オープンデー」は行く価値十分。定番品に加え、ここにしかないアイテムも直接購入できるため、“自分らしさ”を求めた人々の笑顔が集います。
リラックスできる、洗練されたアトリエ

「CANO」のアトリエ兼ショップは、東横線の妙蓮寺駅から、徒歩10分の住宅街に。光がたっぷりとそそぐ心地よい空間には、スタイルのあるアイテムがゆとりをもって並びます。定番バッグのほか、最新作、奈央さんが直感で見極めた雑貨なども調和。そんなセンスあふれる品と向き合うと心が和み、自分の「好き」を大切にしたくなります。
職人とともに、価値あるものづくりを
チャーミングで自然体の奈央さん。作品に人柄が映し出されているよう
奈央さんが、自身のバッグブランド「タカハシナオ」を立ち上げたのは2006年。流行とは違い、持つ人の毎日を快適にすることが目的のデザインは「必要なものを、よりシンプルに」が基本。そんな“さりげなくも、存在感ある佇まい”はすぐに本物志向の大人が注目。 2015年には、信頼のおける職人との出会いが叶い、ブランド名も「CANO」へ発展。仲間とともに、より良いものを目指す、そんなネットワークが大きな支えとなります。
着こなしに変化がつく、小さな工夫

左)ネームタグの印字も一つ一つ手作業 右下)洗練されたパーツが目を惹く
「CANO」の“シンプルさ”がしっくりと馴染むのは、無駄のないデザインでありながらも、随所に工夫が光るから。 例えば、バッグの素材は、気兼ねなく使える綿帆布が中心。けれど、帆布のユニセックスな印象が強くなりすぎないよう、色味やデザインのほか、糸の種類、縫い目の大きさにまでこだわって、全体の印象をバランスよく。また、パーツなどの付属品もさりげなく心に残る美しいものをチョイス。着こなしがエレガントになります。
丁寧な手仕事を感じる、定番アイテム
「ヨコナガトート」(S /8100円、M/1万5120円)。独特の美しい風合いは、パラフィン加工によるもの
ロングセラーの「ヨコナガトート」は、小さく付いた持ち手と、横長のフォルムのバランスが絶妙。深さがないので、携帯など、使用頻度の高いものの出し入れもスムーズ。思い切ったカラーリングも、深みのある無地が、大人の可憐さを引き出してくれます。
「レザーハンドルニュートート」(各2万1600円)
持ち手に革を使った「レザーハンドルニュートート」は、スタイルを格上げしてくれる一品。素材感がダイレクトに伝わる白も、レザー×帆布との異素材ミックスでこなれた感じに。持ち手のヌメ革は、つなぎ合わせることなく贅沢に使用。使い込むほどに、経年変化を楽しめます。
コーディネートが引き締まる、最新作
「スクエアバッグ」(9720円)
容量たっぷりで肩掛けできるので、グロサリーバッグとして大活躍の「スクエアバッグ」。縫製には、ジーンズなどに用いられる「巻き縫い」を施し、安心できる丈夫な仕上がりに。 毎日使っても質感を損ねることなく、大活躍してくれます。
“マイアイテム”として、継続できるように
様々な型紙。甘すぎず、実用性に優れているため、年齢性別を問わず幅広い層から支持されている
お客さんには “これが私の定番”と、大好きなものをリピートする方も。だからこそ、ずっと愛用できるように、シンプルな定番品でも、カスタマイズが可能。持ち手を伸ばしたり、肩掛けできるようにしたり。さらに時代性を加味してくれるので、今の自分を楽しめるアイテムになります。 大人にこそ心強い、「CANO」のシンプル・ベーシックなアイテム。自分だけのお気に入りを見つけてみませんか。

CANO
カノ
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