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2019.09.27
【神奈川】9/21-11/17|不思議の国のアリス展
原作者ルイス・キャロル自筆の貴重なスケッチからエリック・カール、草間彌生など国内外のアーティストでアリスの物語をめぐる初の企画展「不思議の国のアリス展」が横浜に巡回でやってきました。
世界的ベストセラー「不思議の国のアリス展」

「不思議の国のアリス展」は、1865 年に初版が出版されてから 150 年以上が経ち、すでに 170 を超える言語に翻訳され、その発行総部数は1億部とも言われる世界的ベストセラーです。 本展は、この名作の原点であり日本初公開となる著者ルイス・キャロルの自筆画(横浜展のみ)や、初版本の挿絵を描いたジョン・テニエルの原画、そして、物語の独特な世界に創作意欲を刺激された国内外の現代アーティストたちの作品を一堂に展示することで、時を経ても色褪せることのないアリスの不思議な魅力を堪能できます。 アリスをテーマに約 200 件の古今東西の作品が織りなす不思議な世界は、本展覧会ならではの貴重な機会と言えるでしょう。
1 章 始まりの話 ―アリスの誕生

展覧会は3つの章に分かれて構成されています。 1章では、作者ルイス・キャロル、「不思議の国のアリス展」のモデルとなった少女アリス・リデルなど、物語の誕生に中心的な役割を果たした人々を紹介。 貴重な初版本や、「不思議の国のアリス展」の元となった「地下の国のアリス」等に加え、「アリス」の成立にまつわる資料が展示されています。
2 章 アリスの物語 ―不思議の国への招待

2章では、絵本作家や挿絵画家など、世界で活躍する7 名のアーティストが描く「アリス」で 2 つの物語を辿ります。 ルイス・キャロルは 「不思議の国のアリス展」と「鏡の国のアリス」と2つの「アリス」の物語を創作します。 いずれも 12 章から成っており、「不思議の国のアリス展」では 42 枚、「鏡の国のアリス」では 50 枚の挿絵をジョン・テニエルが描いています。いずれの物語もアリスを助けたり、困らせたり、怒らせたりする魅力的な登場人物にあふれており、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティなどアリスの物語にはかかせないキャラクターたちです。

3章 アートの国 ―世界が愛する永遠のアリス

「不思議の国のアリス展」は、書籍にとどまらず、映画やアニメーション、音楽や舞台などさまざまな分野で愛されています。現在でも多くのアーティストたちが創作意欲を刺激され、新しい「アリス」が誕生しています。 3章では、過去から現在までの多種多様な「アリス」作品を一堂に集め、この物語に新しい表現を加えたアーティストたちの作品群を展観します。

エリック・カール代表作のあおむしから着想を得たチェシャネコ
本展のために新作を制作したエリック・カール、舘鼻則孝、anno lab をはじめ、各アーティストが生み出すさまざまな「アリス」を通して、現代でも色褪せない不思議な魅力を感じてみてくださいね。

アリス達に手を降ってみると、額の中のアリス達が…?
限定グッズに注目

会場では限定オリジナルグッズを含む、多数の展覧会グッズが登場。なかでも人気が高いグッズは物語にも登場するトランプをモチーフにしたグッズで「BICYCLE トランプ」。世界中にコレクターが存在するトランプブランド BICYCLE とのコラボです。 また、コンセプトショップ「水曜日のアリス」とのコラボグッズも多数あり、どれを買って帰ろうか悩んでしまいそう。
不思議の国のアリス展
http://www.alice2019-20.jp/
入場料:大人 1,500 円、大学・高校生 800 円 、中学生以下無料
アリスの不思議な世界をカフェメニューで

展覧会を楽しんだあとは、「不思議の国のアリス展」とのコラボレーションメニューがあるお店へ訪れてみませんか? 本の表紙をかたどったエントランスをくぐり抜けると、たちまち物語の中へと吸い込まれるような、店内すべてが「不思議の国のアリス」の世界をモチーフとしたファンタジーレストラン「迷宮の国のアリス」。

“展覧会”という芸術作品競演演の場からインスパイアを受け誕生した「パテ・ド・カンパーニュ〜絵画にみたてて〜」、物語の故郷・英国のアフタヌーンティーを彷彿とさせる「デザートネイキッド〜アンティークに〜」のスペシャルメニュー2品が登場しています。
迷宮の国のアリス
その他にも、多くの店舗でコラボレーションを行っているので、「不思議の国のアリス展」とあわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
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