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2020.11.03
おいしいアイスティーの淹れ方〜紅茶のある生活を始めよう vol.2〜
青山にある紅茶専門店「ウーフ」のオーナー・大西泰宏さんに、自宅で簡単にできるおいしいアイスティーの淹れ方を教えてもらいました。ひんやりとしたアイスティーは、爽やかですっきりとしたあと口が魅力です。
おいしいアイスティーの淹れ方
「アールグレイ」(50g1296円)
<用意するもの(2人用)> ・ティーポット2個 ・茶こし ・ピッチャーなどの容器 ・茶葉 … 3g ・水(空気がたくさん入っている汲みたての水がベスト)…水300〜400cc ・氷 … 適量 今回は、中国紅茶の代表的な茶葉 "Keemun(キームン)" に、100%自然由来のベルガモット香料で香り付けをした「アールグレイ」を使用。カフェイン・カテキンが少なく、苦みや渋みが少ないお茶です。 アイスティーは、氷をたっぷり使って一気に冷やすことがポイントです。
さっそく淹れてみましょう
軽くゆすって温めます
アイスティーを作るとき、淹れ方は基本的にホットティーと同じです。 汲みたての新鮮なお水を強火にかけて沸かします。大きな泡がボコボコと水面に勢いよく現れたら注ぎ時。温度にすると、95~98度くらいです。 お湯を沸かしている間、茶葉を入れる直前に、適度に熱くなったお湯を注いで、ポットを温めます。このときのお湯は、95〜98度でなくてOK。ポットが温まったら、お湯は捨てます。
しっかりと沸いたお湯を使います
次に、汲みたての新鮮なお水を強火にかけて沸かします。大きな泡がボコボコと水面に勢いよく現れたら注ぎ時。温度にすると、95~98度くらいです。
茶葉を計量します
お湯を沸かしている間に、ポットに茶葉を入れておきます。お湯100〜150ccに対して、茶葉1gが適量です。後で氷で割る為、ホットティーの3〜5割増の茶葉を使います。今回は400ccのポットなので、3g入れます。
お湯を勢いよく注ぎましょう
空気を含んだ高温のお湯を一気にポットに注ぎ入れます。茶葉と泡がポットの上部に浮き上がれば成功です。
できるだけ空気のたくさん含まれた熱湯を注ぐことにより、茶葉の美味しい成分がしっかりと抽出され、甘みがありスッキリとした茶葉本来の美味しさが出てきます。
上部に茶葉がしっかりと集まりました
約5分ほど抽出します。おいしいホットティーができあがりました。 ここから氷を入れてアイスティーを作っていきます。
急速に冷やします
大きめの容器にたっぷりの氷を入れておきましょう。そこに、茶こしで茶葉を漉しながら、紅茶を注ぎ込みます。
勢いよくスプーンでかき混ぜます
スプーンでかき混ぜながら、一気に冷却。急速に冷えることでカテキンが出るのを抑えてくれます。
再び氷を入れましょう
氷を入れたコップに移します。茶漉しを使い、小さくなった氷が入らないようにすると、一口目からとても美味しいアイスティーになります。
スッキリとした味わいのアイスティーの完成です。
水出しアイスティーを作る場合(ウーフの「アールグレイ」を使用)は、茶葉1gに対して水100ccがおすすめです。清潔な容器に茶葉を入れ、20〜25度の水(軟水のミネラルウォーター、浄水、煮沸した後冷ました水 )を注ぎ、常温で6時間以上抽出、その後冷蔵庫で12時間抽出します。保存はすべて冷蔵庫で低温保存し、抽出後できるだけ早く飲み切りましょう。
ウーフ東京店
ウーフトウキョウテン
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田賀井リエ 写真:キムラミハル
Writer
田賀井リエ
東京都在住。フリーエディター&ライター。趣味は街歩きと食べること。
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