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2023.01.11
鎌倉で伝説の洋食屋さんが20年の時を超えて復活♪「レストランキビヤ」
鎌倉で1970年から32年間親しまれていた洋食店「レストランキビヤ」が、約20年ぶりに新しくオープンしました。名物のピザをはじめとした洋食は、当時の味をそのまま受け継いだ昔ながらの味わい。ノスタルジックな雰囲気の中でランチやディナーをゆっくり楽しんではいかがでしょうか。
石畳の歩道にたたずむレトロな洋食レストラン
鎌倉駅西口から徒歩約3分
湘南らしいセーリングのイラストが目を引く洋食店「レストランキビヤ」。1970年に創業したイタリアンレストランでその後惜しまれつつ閉店したお店が、このほど鎌倉駅西口の御成商店街に復活しました。創業時はジャズの生演奏もあり、当時の鎌倉のお店としては斬新なレストランだったのだそう。すぐそばにある「キビヤベーカリー」とは同じ系列のお店です。
「キビヤベーカリー」の記事はこちら
磨きのかかったアンティークのテーブルとイス
知る人ぞ知る老舗の洋食店
一軒家をリノベーションしたお店は、どことなく懐かしいノスタルジックな雰囲気が漂います。入口のドアや木枠の格子の窓などの建具からテーブルやイスなどの家具にいたるまで、以前のレストランのものを使用していて、しかもそれらは創業者で今のオーナー・牧野竜太郎さんのお父様の手づくりなのだそう。職人さんが作ったようなしっかりとした仕上がりで、ヨーロッパのアンティーク家具のように艶のある光沢を放ちます。

(左上)吹き抜けの2階にかかるポスターも以前のお店のもの(右上)創業者お手製のオモチャ箱をベンチに(左下)精巧な革細工のセンターテーブル(右下)ビンテージのピアノがありジャズセッションが始まることも
お店の外にもしっかりとしたお手製のテーブルやイスがあり、壁際のベンチはオモチャ箱として使っていたものだとか。その上にかかる大きな人魚の看板は以前のお店にかかっていたもので、このお店の歴史を物語ります。こちらではペットと一緒に過ごすことができ、御成通りの雰囲気を楽しみながら過ごせますよ。
御成商店街の買い物途中にも気軽に立ち寄りやすい雰囲気
薄い生地にチーズがとろけるシンプルな美味しさ
サラダ付き「ピザランチ」(1650円)種類は日替わりで取材時はフレッシュバジルをちらしたマルゲリータ
創業した1970年頃の鎌倉ではまだピザを出すお店がめずらしく、パリッとした薄い生地にチーズがとろけるピザがとても評判になりました。そのレシピを受け継いだピザがランチタイムに登場します。木枠で囲った鉄板のお皿にのったピザはチーズの量が多く、薄い生地にトロトロのチーズが分厚い層のようになって覆いかぶさって、存在感もたっぷり。アツアツのうちに召し上がれ。
飲み物とデザート(アイスクリーム)のセット(+550円)
ランチはこのほかパスタやグラタン、キビヤベーカリーのパンを使ったサンドイッチからも選べます。食後はぜひドリンクとデザートも楽しんで。
昼間とは別の表情を見せる夕刻の鎌倉
「ハンバーグ」(1540円)ソースはおろしポン酢またはデミグラスから選択
日が落ちてほんのりとした灯りがともるディナータイムも素敵な雰囲気に包まれます。ランチでは日替わりで1種類ずつのピザやパスタもディナーでは種類が増え、バジル入りデミグラスソースの「ハンバーグ」やキビヤベーカリーの「パンの盛り合わせ」などアラカルトが充実し、ワインなどアルコールとともにのんびりとしたディナーがいただけます。観光客が少ない静かな鎌倉の夜を満喫してくださいね。
暖色系のライティングで温かい雰囲気に
レストランキビヤ
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高橋茉弓
Writer
高橋茉弓

おやつの時間を何よりも大切にするライター&カメラマン。波の音とカフェがあればそれで幸せ。
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