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2024.07.01
招き猫の箸置きも♪沖縄の器「やちむん」や九州の陶磁器に出会えるお店/豪徳寺「うつわのわ田」
豪徳寺にある小さな器屋さん「うつわのわ田」。沖縄や九州の作家さんの作品をメインに、ここにしかないオンリーワンの作品も多数取り扱っている知る人ぞ知る人気店であり、豪徳寺好きが集まる「街の停留所」のようなお店。気になるお店の中を覗いてみましょう。
素朴で味わい深い作品にほっこり
大きなガラス窓が目印
豪徳寺駅から山下商店街を歩くこと3分のところに「うつわのわ田」はあります。ここは、「気軽に入れる街の器屋さん」がコンセプトの陶磁器のお店。「沖縄や九州の作家さんが手がける手作り和食器がメインです」と話すのは店主の和田明子さん。 沖縄の器「やちむん」に出会ってその魅力にはまり、6年前に豪徳寺にお店をオープン。沖縄のやちむんのほか、琉球ガラスや大分「小鹿田焼」、福岡「小石原焼」「桜秋窯」、熊本「まもる窯」、愛媛「砥部焼」、栃木「益子焼」などが店頭に並びます。
皿類やフリーカップなどずらり
珍しい民芸品の姿も
ココでしか出会えないレアな作品も
店主の和田夫妻
気に入った作家さんの窯に積極的に出向いて、商品を仕入れている和田さん。「オーダーして作ってもらっているものも多く、ここでしか出会えない作品もあります」。 ぼってりとした厚み、質感、素朴な存在感が特徴なやちむんを代表する人気作家、照屋佳信(てるやかしん)さんの作品をはじめ、若手のやちむんの作家の作品もあります。 工房福田の福田健治さんは「秘境度、希少性ともにポイントが高い」とのこと。10年間、読谷村の常秀工房でやちむん修行をしたのち、本島北部の山中に窯を構えて独りで作陶に励んでいるそう。
大分県小鹿田焼の作品
照屋佳信さんの作品
豪徳寺のお土産にぴったり♪
桜秋窯・衛藤秋久さん(水差し小4400円、マグカップ小3520円ほか)
熊本の小代焼瑞穂窯で20年間にわたって作陶したのち、桜秋窯(おうしゅうがま)を開窯した作り手・衛藤秋久さんの作品もたくさん取り扱いがあります。豪徳寺は招き猫の町としても知られており、それにあやかって衛藤さんに作ってもらった桜秋窯「招き猫箸置き」(660円)も人気。左手があがっているものは「人を招く」、右手は「商売繁盛」とか。
桜秋窯「招き猫箸置き」(660円)
琉球ガラス ガラス工房清天さんほか
米研ぎざる2合、3合、5合(7150円~)
「豪徳寺の謎解き」(1500円)
「気軽に入れる町の器屋さん」をコンセプトに掲げている「うつわのわ田」。地元民をはじめ、多くの人がひっきりなしにお店を訪れます。和田さんのご主人が作った「豪徳寺の謎解き」もあるのでこれをもって豪徳寺巡りもおすすめですよ。
うつわのわ田
ウツワノワダ
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田賀井リエ 撮影:キムラミハル
Writer
田賀井リエ
東京都在住。フリーエディター&ライター。趣味は街歩きと食べること。
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