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2014.01.29
生姜料理専門店「祝茶房 紅拍手」で、体の芯からポカポカに
雑誌やテレビで生姜レシピを発信している森島土紀子さんが切り盛りする「祝茶房 紅拍手」は、料理やスイーツなど、すべてのメニューに生姜を使っている生姜料理専門店。ショウガパワーで体を中から温めて、寒さが厳しいこの季節を乗り切りましょう。

アジアンテイストの店内でいただくアイデア生姜料理

白壁に竹の装飾をあしらった店内に、インドネシアの木椅子と手作りのランプシェードが、エスニックな雰囲気を漂わせている「祝茶房 紅拍手」。ここは元祖ジンジャラー(生姜好き)として度々メディアにも登場する、生姜料理研究家・森島土紀子さんのお店です。 20年前に生姜料理店「しょうが」をオープンさせて以来、当時は珍しかった生姜料理が評判となり、現在は新百合ヶ丘駅近くで生姜料理店3店舗を経営するまでに。中でも女性向けのメニューを揃えた「紅拍手」は生姜スイーツが充実しているのが特徴で、遠方からも多くのジンジャラーが訪れています。

高知県の「かおり生姜」をふんだんに使った料理

「トンキコ生姜しゅうまい」はつけダレも生姜入り
新陳代謝を促進して体を温める生姜は、美容と健康には欠かせない食材。特にこの時期、手足の冷えが気になる人は積極的に取り入れたいですよね。風味豊かな高知県産のかおり生姜を取り寄せているこちらのお店では、なんと年間2トンもの生姜を消費するというから驚きです。 おすすめは「とんきこスパイシー揚げ」や「とんきこしゅうまい」(いずれも710円)など、森島さんのアイデアで生まれた「とんきこ」を使ったメニューです。とんきことは、豚バラ軟骨をたっぷりの生姜と葱でとろとろになるまで煮込んだ創作料理で、お店のリピーターが必ず注文する名物メニューなんだそうですよ。ほかにも、カレーやポテトフライなどのおなじみのメニューが、生姜のアクセントが加わることで全く違ったおいしさになることにびっくり! ちょっとやみつきになりそうな味わいです。

スイーツにも生姜がたっぷりです

紅茶とリンゴのカラメルジンジャータルト 380円
紅拍手では、他のお店ではなかなか味わえないオリジナルジンジャースイーツも豊富です。日替わりケーキのほか、白玉ぜんざいやクリームあんみつ、夏季限定のかき氷など、すべてのスイーツに生姜が入っているうえ、なんとコーヒーにもジンジャーシュガーが添えてあります。「どんな味だろう?」と恐る恐る口に入れてみると…、生姜独特の甘みとほのかな辛みが不思議とスイーツやコーヒーにもマッチして、これはアリです! ザラメでシロップを作る自家製ジンジャーエールもコクがあって、生姜の濃さが他店とは一線を画すおいしさでした。

オリジナルの生姜のお菓子をおみやげに

店内では、全国から集めた生姜グッズや、オリジナルの生姜のお菓子も販売しています。お店で使っている生姜パウダーも店頭で購入できるので、自宅で生姜料理に挑戦してみるのもいいかも。「生姜料理を全国に広めたい」という森島さんのアイデアと熱意が詰まった「祝茶房 紅拍手」を訪れて、あなたもジンジャラーになってみませんか?

祝茶房 紅拍手
シュクサボウコウハクシュ
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小野沢啓子
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