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2024.09.29
上野へ秋の大人さんぽ♪~モネの注目展覧会から、クラシカルな洋館、紅葉フォトスポットまで~
アメ横や複合施設、動物園、博物館などが集まる東京を代表する観光スポット「上野」。多くの観光客でにぎわいを見せるエリアですが、今回は印象派の画家・モネの注目美術展やクラシカルな洋館や古民家をリノベーションしたスポットなど、ゆったりとした時間が流れる場所をおさんぽ。見頃が待ち遠しい紅葉が美しいフォトスポットも併せてご紹介。秋のちょっぴり大人な上野エリアを満喫しませんか?
「国立西洋美術館」でモネの晩年に焦点をあてた展覧会へ
ミュージアムカフェでアートなランチ
歴史ある建物を眺めながら「上野恩賜公園」を紅葉さんぽ
非日常気分を味わえるクラシカルな洋館「旧岩崎邸庭園」
100年以上続く老舗「新鶯亭」でいただく鶯だんごとおでんにほっこり
「国立西洋美術館」でモネの晩年に焦点をあてた展覧会へ
国立西洋美術館は西洋美術全般を対象とする日本で唯一の国立美術館
上野さんぽは、国立西洋美術館で10月5日から開催される「モネ 睡蓮のとき」からスタート。本展は、世界最大級のモネ・コレクションを誇るパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含む、厳選されたおよそ50点が来日します。さらに、日本国内に所蔵される作品も加え、“印象派を超えた”モネの芸術の豊かな展開をたどります。
「モネ 睡蓮のとき」展示風景、国立西洋美術館、2024-2025
「モネ 睡蓮のとき」のレポ記事はこちらから
モネ 睡蓮のとき
東京都台東区上野公園7-7 国立西洋美術館
ミュージアムカフェでアートなランチ
アート鑑賞の後は、併設の「CAFÉ すいれん」でアートな料理をいただく贅沢なひとときを満喫しましょう。 カフェで人気の定番メニューが「ル・コルビュジエ プレート ドリンク付き」です。前菜、季節のスープ、生ハムとモッツァレラチーズのオープンサンド、フィジリのミートソースパスタが一皿に盛られています。四角いプレートは国立西洋美術館本館をイメージしているなど、実は何気ない素材や盛りつけに、こだわりが隠されているんです。
提供期間:10月5日~2025年2月11日
また、「モネ 睡蓮のとき」にぴったりな特別コースも登場。さっぱりとしたレモン風味のロースビーフをメインに、モネの《睡蓮》を繊細に表現したレアチーズタルトなど、趣向を凝らした彩り豊かなコースです。
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CAFÉ すいれん
カフェ スイレン
歴史ある建物を眺めながら「上野恩賜公園」を紅葉さんぽ
Kurohara / PIXTA
続いては秋の澄んだ空気のなか、上野恩賜公園をおさんぽ。動物園のほか、日本を代表する博物館や美術館、カフェやレストランなどが集まる一大スポットですが自然も多く、歴史的な建造物やオブジェなどを眺めながらそぞろ歩きしているだけでも、癒されます。 園内のイチョウとケヤキ約400本、もみじ約50本が今の時期から色づき始め、見ごろである11月中旬から12月上旬には、黄色や赤のじゅうたんのように地面が紅葉の落ち葉で埋め尽くされます。
寛永寺 清水観音堂/denkei / PIXTA
撮影:スターユーザー ゆーこ。さん
せっかく上野恩賜公園を訪れたら、動物園の入り口付近にあるパンダポストからお手紙を出してみるのもいいですね。
上野恩賜公園
ウエノオンシコウエン
非日常気分を味わえるクラシカルな洋館「旧岩崎邸庭園」
明治29(1896)年に岩崎彌太郎の長男である久彌の本邸として建てられた旧岩崎邸庭園。 今は洋館、和館、撞球室(ビリヤード場)の3棟が現存、撞球室以外は実際に入って、美しい装飾やアートのような技巧を眺めることができます。 庭園中央に建つ洋館は鹿鳴館なども手掛けたジョサイア・コンドルが設計。当時は岩崎家のプライベート迎賓館として使用されていたこちら。17世紀の英国ジャコビアン様式の装飾、イギリス・ルネサンス様式やイスラーム風のモチーフが施されています。
書院造を基調とした和館では、お座敷で和菓子や小岩井牧場メイドのスイーツでほっとひと息。近代庭園の初期の形と言われる芝庭が広がり、11月下旬には紅葉を眺めることができるそう。今の季節は赤とんぼの群れが訪れ、ここが都心であることすらも忘れてしまうほど、静寂な空間に包まれます。
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旧岩崎邸庭園
キュウイワサキテイテイエン
100年以上続く老舗「新鶯亭」でいただく鶯だんごとおでんにほっこり
上野動物園の正門の左側にある、こぢんまりとした日本家屋風の店「新鶯亭」へ。創業は今から100年以上前の大正4(1915)年。当時、上野公園の開発に携わっていた七条氏が創業しました。地下鉄の開通やパンダの初来日など、上野の発展を長らく見守ってきた店を、現在は4代目と5代目の母娘が受け継いでいます。
「新鶯亭」に来たらはずせないのが名物の「鶯だんご(700円)」です。ウグイスのさえずる上野にちなんで名づけられました。それぞれ白いんげん、抹茶、あずきのこし餡に包まれた3種類のだんごは創業時から変わらない味なのだそう。
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新鶯亭
シンウグイステイ
昭和レトロな空間でランチやショッピングが楽しめる「上野桜木あたり」
上野公園から寛永寺を通り、住宅街のなかを数分ほど歩くと、ビアホールやベーカリー、ショップが集まる「上野桜木あたり」が見えていきます。こちらの施設は1938(昭和13)年に建てられ空き家となっていた三軒の古民家を再生、敷地内に一歩足を踏み入れると、まるで昭和の時代にタイムスリップしたようなレトロな空間が広がります。
おしおりーぶ
上野桜木あたり
ウエノサクラギアタリ
上野公園から徒歩圏内♪おしゃれな穴場のホテル「ランダバウト」
宿を探している方は国立博物館脇の新坂を下り、10分ほど歩いた所にあるホテル「ランダバウト」がおすすめ。上野公園、浅草、谷根千エリアに囲まれる下町情緒と文人の足跡を感じられる奥深い街にあります。 客室は小上がりになっていて、靴を脱いで自宅のようにリラックスできます。こぢんまりと落ち着くコンパクトダブルから、グループでにぎやかに泊まることができるファミリールームまで9タイプから自分に合った客室をセレクトしましょう。
LANDABOUT
ランダバウト
いかがでしたか? 今回は、過去に「ことりっぷWEB」で紹介したお店の中から、上野の近郊エリアで訪れたいスポットをまとめてご紹介しました。メニューや営業時間、定休日、感染対策などは最新の情報をご確認のうえ、おでかけくださいね。
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ことりっぷ編集部
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