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2026.03.02
金沢の文化スポットを満喫。「文化の森おでかけパス」でめぐる、よくばり金沢旅
金沢市中心部には、兼六園周辺文化の森というエリアがあります。江戸・明治・大正・昭和・平成、そして令和と、それぞれの時代の文化がまるでバウムクーヘンのように多重層化し存在する、テーマパークのようなエリアです。 実はそんなエリアに集積する文化施設等を、とってもお得に回れる便利なパスがあるのです。それが「文化の森おでかけパス」。気になる建物へ、ふと目に留まった美術館へ。思いのままに、金沢の奥深い文化スポットをめぐってみませんか?
「文化の森おでかけパス」とは

兼六園周辺文化の森エリアの17の文化施設等で使えるお得なパスポート「文化の森おでかけパス」。料金は1,000円で2日間有効。対象施設の多くは通常なら入場料が必要ですが、パスを提示すると無料で入場できるほか、一部の博物館や美術館では割引料金が適用されるところもあります。 また、特典提供店舗でパスポートを提示すると、飲食・体験等の割引やサービスを受けられ、まち歩きのお供としてもぴったりなパスとなっています。
金沢の魅力あふれる文化スポットをお得にめぐろう

左上:兼六園 右上:国立工芸館(撮影 太田拓実) 左下:金沢城(©石川県観光連盟) 右下:金沢21世紀美術館(©金沢市)
パスで楽しめるスポットは、金沢を代表する庭園・城跡・美術館・博物館など多彩。日本三名園のひとつ「兼六園」をはじめ、日本と世界の近現代工芸・デザイン作品を幅広く紹介する「国立工芸館」、加賀百万石の歴史を感じる「金沢城公園」、そして現代アートの発信地として人気の「金沢21世紀美術館」など名所がそろっています。 これらの施設を個別に回ると入場料は合計2,000円を超えることも多いですが、「文化の森おでかけパス」を使えばその半額以下で充実した文化めぐりができるのが大きな魅力です。
もちろん、金沢の魅力は「兼六園」や「21世紀美術館」だけではありません。「文化の森おでかけパス」を使えば、少し足を伸ばすだけで金沢らしい歴史や工芸、文化の奥深さを感じられる知られざるスポットに出会えます。
「文化の森おでかけパス」対象施設はこちら
奉公職を歴任してきた加賀藩士の屋敷跡「武家屋敷跡 野村家」
外観
まず、江戸時代の武士の暮らしに触れたいなら、「武家屋敷跡 野村家」へ。石畳や土塀など、往時の面影が今も色濃く残る長町武家屋敷跡界隈で建物と庭園を一般公開しています。加賀藩のお抱え絵師によって「上段の間」に描かれた襖絵や野村家伝来の刀剣、甲冑等は必見です。

濡れ縁
武家屋敷跡野村家
ブケヤシキアトノムラケ
http://www.nomurake.com/
おでかけパス入場フリー(通常料金:大人550円、高校生400円、小中学生250円)
まちなかにある深い静寂「鈴木大拙館」

思索空間と水鏡の庭(Ⓒ鈴木大拙館)
喧騒から少し離れて、静かな時間を過ごしたいなら「鈴木大拙館」へ。金沢が生んだ世界的な仏教哲学者・鈴木大拙の考えや足跡に触れることのできる施設です。3つの棟と3つの庭が回廊でつながる印象的な建築となっており、水景や石垣、森の借景などを回遊しながら大拙を知り、また来館者自らが思索する空間が形作られています。

水鏡の庭と外部回廊・石積み(Ⓒ鈴木大拙館)
鈴木大拙館
スズキダイセツカン
https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/
おでかけパス入場フリー(通常料金:一般310円、65歳以上210円(祝日無料)、高校生以下無料)
国宝《色絵雉香炉》や、古九谷など前田家ゆかりの名品も「石川県立美術館」

外観正面
石川の美術工芸について深く味わいたいなら、「石川県立美術館」にも立ち寄ってみて。加賀藩前田家伝来の宝物や古九谷の名品から、石川県ゆかりの作家を中心とした日本画、洋画、彫刻、工芸などを幅広く展示しているほか、館内に設けられたVRシアターも見どころのひとつです。

開放感のある吹き抜けスペースでゆっくり休憩
石川県立美術館
https://ishibi.pref.ishikawa.jp/
おでかけパス入場フリー、優待割引(通常料金:【コレクション展】一般370円、大学生290円、65歳以上290円、高校生以下無料 (企画展は別途料金))
石川県の伝統工芸品36種を一堂に展示「いしかわ生活工芸ミュージアム」

外観(設計:谷口吉郎)
さらに、石川の手仕事にふれるなら、「いしかわ生活工芸ミュージアム」へ。輪島塗、山中漆器、加賀友禅、九谷焼など、石川県内の伝統工芸品全36業種をすべて展示する施設です。常設展示のほかにも、伝統工芸の「いま」を紹介するさまざまな企画展が随時開催されていますよ。

第2展示室
いしかわ生活工芸ミュージアム
https://www.ishikawa-densankan.jp/
おでかけパス入場フリー(通常料金:【1階】無料 【2階】一般260円(18歳以上)、65歳以上210円、小人100円(6歳~17歳))
原始から現代までの石川の歴史と文化を紹介「石川県立歴史博物館」

外観
石川の歴史と文化を深く知りたい人には、「石川県立歴史博物館」も外せません。実物資料に加え、映像も充実しており、特に石川のお祭りを紹介した「祭礼体感シアター」は必見。赤レンガの建物は、明治から大正にかけて建てられた「旧金澤陸軍兵器支廠」を活用した建物で、国の重要文化財に指定されています。

1棟階段
石川県立歴史博物館
イシカワケンリツレキシハクブツカン
https://ishikawa-rekihaku.jp/
おでかけパス入場フリー、優待割引(通常料金:【常設展】一般300円、大学生240円、65歳以上240円、高校生以下無料 (特別展は別途料金))
茶道具と工芸の美術館「金沢市立中村記念美術館」

美術館外観
最後にご紹介するのは、「金沢市立中村記念美術館」。 茶道美術の名品をはじめ江戸時代の絵画、古九谷、加賀蒔絵、加賀象嵌など、約1200点を所蔵する金沢の茶道文化と伝統工芸を紹介する美術館です。

喫茶室にてお召し上がりいただける抹茶(お菓子付)の一例
金沢市立中村記念美術館
カナザワシリツナカムラキネンビジュツカン
https://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/
おでかけパス入場フリー(通常料金:一般310円、65歳以上210円(祝日無料)、高校生以下無料)
ワンドリンクサービスや割引など、周辺店舗の利用もお得に♪

さらに、「文化の森おでかけパス」があれば、文化施設だけでなく、街中の飲食店やおみやげ店でもパスを見せるとドリンクサービスや割引、ちょっとしたプレゼントなどのうれしい特典が受けられます。特典があるお店は事前にチェックして、立ち寄ってみてくださいね。
特典提供店一覧はこちら
「文化の森おでかけパス」の利用方法

「文化の森おでかけパス」はオンラインで購入できるので、事前に準備しなくても大丈夫。金沢へ向かう電車の中でスマートフォンからさっと購入でき、到着後すぐに使い始められる気軽さも魅力です。もちろん、現地に着いてから、コンビニや観光案内所で購入することも可能。購入後はスマートフォンのQRコードを提示するだけで各施設に入場できます。
オンライン購入はこちらから
金沢のまち歩きに出かけよう

金沢城公園-桜(Ⓒ石川県観光連盟)
春の金沢市内ではあちこちで桜が咲き誇り、見頃にあわせてライトアップや特別開園などのイベントも開催されます。文化スポット散策とともに、季節の彩りを楽しめるのもこの時期ならではの魅力です。 この春は、いろいろな施設をめぐればめぐるほどお得になる「文化の森おでかけパス」を使って、金沢の文化スポットを満喫しませんか?
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ことりっぷ編集部
兼六園周辺文化の森等活性化推進実行委員会

兼六園周辺文化の森——そこは、江戸から現代までの歴史と文化がぎゅっと詰まった“金沢の文化オアシス”。 武家文化もレトロ建築も一度に味わえる、金沢ならではの“文化の森”へ出かけませんか。
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